News Weekly Access Top10(2006年10月21日-10月27日)
ネットの歴史も繰り返す
先週のアクセストップは、就職活動の際、企業が自社への就職を希望している学生の名前をネットで検索したり、ブログやSNS(ソーシャネットワーキングサービス)を見て問題がないかチェックすることがある、という記事だった。
企業が志望者の情報をネットで探すという動きは、ブログ以前の、Web日記時代からあったようだ。1990年代後半にWebで公開日記を書き、同時に就職活動をしていたというある男性は、日記のアクセス解析で就職活動先企業IPを見つけ、あわてて新たにプログラムを組み、問題がありそうな内容はそのIPからは表示できないようにしたそうだ。
最近「ネットの歴史が繰り返している」と感じることがよくある。SNSやブログで同じ趣味の人に出会ったり、意外な人と再会できる感動は、パソコン通信や初期のネットで趣味のフォーラムやWebサイトに入り浸ったり、「この指とまれ!」のような同窓会サービスで昔の同級生に再会できた時の感動に近い。mixi上での「チェーン日記」の流行も、チェーンメールに関する議論を思い起こさせる。
1990年代に初めてネットに出会った人たち、もしくは、パソコン通信時代からPCを触っている人たちにとって珍しくないことが、最近ネットを使い始めた人にとっては新鮮に映っているようだ。そういう意味では確かにWebは「2.0」時代に入ったのかもしれない。
ただ最近気になるのは、「Web2.0」という言葉を冠したサービスのリリースがあまりに多いこと。「企画書にWeb2.0とさえ書いておけば、どんな会議も通る時代になったのか」と邪推したくなるほどだ。ティム・オーライリーが言っていたWeb2.0の要素も忘れ去られ、それぞれの人やメディアが好きな解釈でWeb2.0を定義し、使っている。
Web2.0はマーケティングキーワードに過ぎず、ドットコムと同じようにバブル化して終わるという見方は以前からあったが、そろそろバブルがはじけるのではないか――タイムリミットが刻々と近づいている気がする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
4
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR