“体重計2.0”でメタボリック対策を
体重計など家庭用計測機器大手のタニタは3月8日、通信機能を内蔵した体組成計などによる健康管理サービス「モニタリング・ユア・ヘルス」(MYH)を始めた。体重などのデータは無線でPC・携帯電話に送信され、ネット経由でデータベースに蓄積。ユーザーがWebからグラフでチェックできるほか、データの推移をもとにアドバイスを受けることもできる。
ダイエットや肥満防止には日々の体重チェックが不可欠。新サービスは機器とネットサービスをセットで月1200円で提供し、データを簡単に蓄積できるようにしたのが特徴。メタボリック症候群が心配な中高年層や、体型を気にする若年層などを広く取り込みたい考えだ。
MYHは、通信機能を備えた計測機器とインターネットサービス「からだカルテ」で構成。計測機器は当初、体組成計と血圧計、歩数計を提供する。
利用は(1)PC、(2)携帯、(3)PC・携帯なし──の3形態。PCの場合はUSBメモリサイズの専用キーを使う。計測したデータを赤外線で機器からキーへ転送し、キーをPCのUSB端子に差し込むと、専用データベースにネット経由で自動送信する仕組みだ。
携帯の場合は専用キーは使わず、計測機器のBluetooth機能で携帯にデータを転送する。このため携帯もBluetoothに対応している必要がある。PCと携帯を使わない場合は、据え置き型の専用レシーバーを介してデータを転送する。
計測データは「からだカルテ」でグラフ表示するほか、入力した食事内容などに基づき生活改善をアドバイスしたり、血圧が上昇傾向にあればアラートメールを送信する──といった予防的な支援も行う。ブログやSNSなどのコミュニティー機能なども追加していく予定だ。
料金は、体組成計、歩数計、専用キーとWebサービスをセットにした「スタンダードメニュー」が1ユーザー月額1200円(24カ月契約、入会金2000円)、血圧計もセットにした「アドバンストメニュー」が月額1800円(同)。正しいダイエットを専門家が個別指導する有料サービス(3万6000円)も提供する。
同社は「Web2.0時代に対応した次世代ヘルスケアサービス」として肥満が心配な層への浸透を図るほか、離れて暮らす高齢な家族の健康をWeb経由で見守るといった使い方も提案。2007年度に会員4万人・売上高5億円、2009年度には45万人・50億円を目指す。
谷田大輔社長は「20世紀はたばこに取り組んだ世紀だったが、21世紀は肥満に取り組む世紀」と話し、将来は日本のメタボリック人口1960万人の10%程度にまで浸透させたい考えだ。
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