シャープ、Blu-ray2層ディスクの6倍速記録に対応した半導体レーザーを出荷
シャープは3月14日、Blu-rayやHD DVDの2層ディスクに4~6倍速の記録が行える青紫色半導体レーザー「GH04P21A2G」を発表した。4月2日にサンプル出荷を開始。5月から量産出荷を行う。
Blu-rayレコーダーなどの光ピックアップに使用する半導体レーザーデバイス。業界最高水準となる210ミリワットの出力と約1万時間の製品寿命を達成した。「2007年末に出てくるであろう、2層2~6倍速記録の(BDレコーダーなどの)製品に合わせたもの。来年以降は、さらなる多層化、高速化を進める」(シャープ電子部品事業本部の大塚尚孝副本部長)。
技術的なポイントは、独自のチップ構造と端面コート設計。窒素ガリウム基板上に良質な結晶を成長させる技術により、長寿命化とともに、発生したレーザー光が上下方向に漏れることを防いだ。また左右および前後方向は、リッジ(畝)や端面を形成して光の漏れを遮断。端面には増幅を行わせる役割もある。「マイクロメートルオーダーの1点から210ミリワットのレーザーを照射するには、強い端面が必要」(同氏)。
同社では、2007年の青紫色半導体レーザーの市場規模を1730万個と予想しており、このうちプレーヤー用の低出力タイプが1650万個、レコーダー向けの高出力タイプは80万個と「どちらも前年比5~6倍と大きく伸張する」。このため、数十億円規模の投資により生産ラインを増強。現在の月産25万個を、2007年第3四半期には50万個にまで拡大する方針だ。
一方、さらなる高出力化に向けた技術開発も進める。既にラボレベルでは350ミリワット出力のレーザーを開発済み。市場のニーズに沿った形で、2008年には2層ディスク8倍速書き込み(230ミリ~250ミリワット)、2009年には2層ディスク12倍速書き込み(290ミリ~350ミリワット)に対応する製品を投入する構えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR