ブラウザで使える無料オフィスソフト「ThinkFree」、ソースネクストが国内サービス
ソースネクストは5月14日、米ThinkFreeが開発した無料オンラインオフィスソフトのβ版を公開した。Webブラウザからワープロ、表計算、プレゼンテーションの3機能が利用でき、マイクロソフト「Office」とのファイル互換性が高いのが特徴としている。正式サービスを始める9月までに100万ユーザーの獲得を目指す。
新サービスは「ThinkFree てがるオフィス」。Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)を利用したWebベースのオフィスソフトで、ネットに接続したPCがあれば、Webブラウザから文書作成などが行える。作成したファイルは、無料提供する1Gバイトの保存スペースか、自分のPCに保存できる。
作成したファイルは会社のプロジェクトや学校のサークルなど、特定のメンバーに限定して共有でき、「閲覧のみ」「共同編集者」の2段階の権限を設定して利用できる。
また、作成した論文や資料などのファイルを広く公開し、読者が閲覧・編集して評価もできる「Web2.0」的なコミュニティーサービスを6月にβオープンする予定だ。
同様のサービスでは、米Googleの「Google Docs」(ワープロ)と「Google Spreadsheets」が利用者を集めている(関連記事参照)。ThinkFree創業者のT.J.カンCEOは「Googleのサービスに比べ、マイクロソフトのOfficeとのファイル互換性が高く、ソフトのルック&フィール(見た目と操作感)もOfficeによく似せた」と話し、広く普及しているOfficeユーザーでも利用しやすい点でThinkFreeが有利だと説明している。
利用には登録が必要。推奨環境はOSがWindows 2000/XP、Mac OS X 10.4以降、Linux Fedora Core4以降、ブラウザがInternet Explorer 6.0以降、Firefox 1.0.1以降。JRE(Java Runtime Enviroment)1.5.xと、作業領域としてHDDの空き容量200Mバイト以上が必要。
正式サービスは9月を予定し、無料版と並行して有料サービスを始める計画だ。有料版では、ネットにつないでいないオフライン状態でも文書を編集できるようにし、ネットに接続するとネット上のファイルと同期する機能や、保存スペースの大容量化などを計画している。
秋にはオフライン作業用のパッケージソフト版の販売も予定している。
収益は広告やパッケージ版の販売などで上げていく考えだが、当面はユーザー拡大を急ぐ。ソースネクストの松田憲幸社長は「安価でどのPCでも使えるといったオフィスソフトへのユーザーの要望を解決できたのでは」と自信を見せ、9月までに100万ユーザー、2010年9月までに400万ユーザーの獲得を目標に掲げている。
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