「Vista」「Home Server」「Longhorn」大作ぞろいのWinHECが開幕
ロサンゼルスで開催のMicrosoftのWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC) 2007に集まる2700人の参加者は、基調講演を皮切りに、Windows Vista、次期Windows Server「Longhorn」、そしてWindows Home Serverの話をたっぷり聞かされることになる。
「このカンファレンスには3つの大きなテーマがある。1つは、Windowsプラットフォームの業界へのインパクトだ」とMicrosoftのWindowsクライアント部門のディレクター、ケビン・カッツ氏は、WinHEC開催前の取材でeWEEKに語った。
「われわれは、Windowsが技術革新のプラットフォームとして今もいかに重要かを明確に示し、強調したいと強く考えている。できるだけ具体例を披露するつもりだ」(同氏)
2つ目のテーマは、一般発売から100日を迎えたWindows Vistaと、その市場での躍進の最新動向だ。このテーマの下で、パートナーが新しい革新的な製品を創造するために何を取り入れて活用してきたかを紹介する場も設ける、とカッツ氏は述べた。
3つ目のテーマとしては、モビリティやコミュニケーション、ネットワーキングの拡大といった大きな流れから生まれるパートナーのチャンスと革新の契機を取り上げるという。
WinHECは5月15日に開幕し、ビル・ゲイツ会長がオープニング基調講演で、Vistaの発売から100日の販売の勢いをアピールする。
ゲイツ氏はまた、Windowsが設計の革新によるシステムの品質向上にどのように貢献しているかを説明し、その中で、発売から5月10日までの100日間のVistaの利用実績や、市場での勢いに加え、Windowsプラットフォームがもたらす革新の可能性を示すパートナーのこれまでの取り組みなどを報告する、とカッツ氏は語った。
「さらにゲイツ氏は、次期Windows Server『Longhorn』とWindows Home Serverに関する今後の計画や、ハードウェアエンジニアとパートナーがこれらの製品によって手に入れるチャンスについても説明する」(同氏)
カッツ氏によると、ゲイツ氏に続いてMicrosoftの最高研究戦略責任者、クレイグ・マンディ氏が基調講演を行う。同氏はチーフソフトウェアアーキテクトのレイ・オジー氏とともに、ゲイツ氏の業務を引き継いでおり、ゲイツ氏は円滑な引き継ぎのための移行期間を経て、自身の財団での活動に専念することになっている。
マンディ氏は基調講演で、今後5~10年の将来と技術革新の見通しを示し、それを踏まえてMicrosoftとそのハードウェアパートナーが取り組むべき課題を展望する、とカッツ氏は語った。
WinHECの2日目(5月16日)は、新任のWindows製品管理担当コーポレート副社長、マイク・ナッシュ氏の基調講演でスタートする。この基調講演では、ゲイツ氏が取り上げる「Vistaの100日」というテーマが深く掘り下げられる。ナッシュ氏は市場での勢いや、今後期待されること、パートナーのさまざまな革新について説明する。
カッツ氏によると、ナッシュ氏の次にWindows Server担当ジェネラルマネジャーのビル・レイン氏が技術的な基調講演を行う。エンタープライズストレージ、エンタープライズネットワーキング、サーバの役割、高可用性のようなサーバの機能など、Windows Serverの新しい技術と取り組みが紹介されるという。
3人目の講演者は、Microsoftのプラットフォーム&サービス部門のテクニカルフェロー、マーク・ルシノビッチ氏だ。同氏はLonghornの新機能と強化機能に焦点を当てる。
ルシノビッチ氏は、Windowsのカーネルやそのほかの重要部分に加えられた変更の一部を紹介し、パートナーがそれらをどのように利用できるかを解説すると、カッツ氏は述べた。
WinHECでは基調講演に加えて、これら一連の製品や、それらを利用したハードウェアの革新に関する多数のセッションも行われる。WinHECは技術者向けのカンファレンスであるため、技術者のニーズに対応できるように、突っ込んだ内容の技術的なセッションや議論の場、ラボも用意されるという。
「製品サイクルとの関連で、今回のWinHECはMicrosoftにとってユニークな時期に当たっている。Windows Vistaは既に出荷されており、次はWindows Server『Longhorn』が控えている。こんなふうに、メジャープラットフォームのリリースに挟まれたタイミングというのは珍しい機会だ」(カッツ氏)
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