Napster増収減益――売上高は予想を上回る
米Napsterが5月16日発表した同社第4四半期(1~3月期)の決算は、売上高は2910万ドルで前年同期比9%増となった。最終損益は850万ドルの赤字(1株当たり20セントの赤字)で、前年同期の純損失440万ドルから赤字幅は拡大。しかし、前年同期の決算に反映されていたコンシューマーソフトウェア部門の売却益540万ドルの影響を除くと、最終損益は130万ドル改善したことになるという。
1~3月期の売上高は、同社が4月に発表した業績予想の上方修正(売上高2800万ドル)を上回るものとなった。
通年では、売上高は1億1110万ドルで前年比17%増、最終損益は純損失3680万ドル(1株当たり85セント)を計上。前年の最終損益は5490万ドルの赤字で、通年での赤字幅は縮小した。
2007年3月末時点の有料会員数は83万人。AOLの音楽配信サービス「AOL Music Now」のNapsterへの統合の影響もあり、会員数は前年の3月末から37%増加した。同社では、オンデマンド型音楽配信サービスのシェア1位を公言している。
Napsterは、米AT&Tとの共同プロモーションや米Motorolaとのマーケティング契約など、携帯通信業者や携帯端末メーカーとの提携を進めている。Napsterでは、音楽配信市場は今後「新しい音楽携帯の時代に入る」とみており、クリス・ゴログ会長兼CEOは「この傾向が、Napsterの今後の成長に大きく貢献する」との期待を示した。同社では、4~6月の売上高を約3100万ドルとみている。
また同社は傘下のナップスタージャパンを通じ、NTTドコモとOTA(Over the air)の音楽サービスで提携することも発表した。
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