Webサイト全体の構築・管理ツールに進化した「Movable Type4」
シックス・アパートは6月5日、ブログツールの新版「Movable Type4 日本語版」をβ公開した。ブログだけでなく、Webサイト全体を管理・更新できる仕組みにしたのが特徴で、ブログもWebサイトもWYSIWYGで簡便に更新できるようにした。
社長ブログやユーザーコミュニティーブログなどマーケティング目的のブログと、企業サイト全体とを統合して管理したいという企業ユーザーのニーズに応えたとしている。β版は無償公開し、7月18日に正式版の販売を始める。
新たに、Webサイト構築ツールを追加した。HTMLの知識不要でWYSIWYGで記事を作成・編集でき、画像もアップロードできる。画像やファイルを含めたWebページの全データをバックアップする仕組みも備え、企業向けCMSとしても安心して利用できるようにした。
初心者向けブログサービス「Vox」向けに開発した簡便なユーザーインタフェースを導入し、ブログ作成もWYSIWYGでできるようにした。Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)を活用し、画面遷移なしでコメントに返信できる。複数のブログのコメントやトラックバックを一覧表示し、まとめて管理することも可能だ。
OpenIDによるログインにも新たに対応した。
秋以降、追加機能を拡張パックとして販売する。企業イントラネットと統合できる「エンタープライズパック」(Movable Type Enterpriseの次期バージョン)や、コミュニティー機能を強化するパックなどを提供する予定だ。今後は、サードパーティーが拡張パックを構築できる仕組み作りも検討する。
価格は1サーバー・5ユーザーの「基本ライセンスパック」が5万2500円から。バージョンアップ版は2万1000円から。個人向けは無償で提供する。旧バージョンのサポートは来年7月末まで。
Movable Type日本語版は、2004年5月に「3.0」として初登場し、現在のインストール数は個人が約50万、法人は数万規模。3.0リリース当初と比べると現在、ブログの活用分野は広がり、個人の日記用だけでなく社長日記や商品マーケティング、社内コミュニティーツールなどに利用されている。
同社の関信浩社長は「サービスを始めた当初、企業にとってブログは広報媒体としての役割が多かったが、マーケティングなどニーズが多様化し、活用事例が企業サイト全般に拡大してきた。1年くらいかけて多様なニーズに応えられる機能を練った」と開発の背景を語った。
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