「MSとの独禁法訴訟和解には効果あった」――米司法省が見解
米司法省は8月30日、米Microsoftとの独禁法訴訟での最終判決が、市場競争を促進し、消費者に利益をもたらしているとの見解を明らかにした。同省がニューヨーク州、ルイジアナ州、オハイオ州、ウィスコンシン州の司法当局とともにワシントンD.C.の連邦地裁に提出した、2002年の最終判決レビューで明らかになった。
同訴訟の争点は、Microsoftが同社のOS上で競合他社のミドルウェアをサポートしないようPCメーカーに働き掛けるなどして、不法にOS市場を独占したというもの。司法省では、最終判決以降の進展として、MozillaのFirefox、Opera、AppleのSafariといったWebブラウザや、メディアプレーヤーにおけるAppleのiTunesや、AdobeのFlashの人気、アプリケーションのオンラインサービス化、DellやLenovoによるLinux搭載オプションの提供開始などを挙げ、競争促進という点で「成功している」としている。訴訟では結局、Microsoftが不法に独占市場を築いた、もしくは拡大したという判断はなされておらず、従って最終判決は、Windowsのシェアを縮小することを目的とはせず、競争市場を回復させ消費者が他社製品にも目を向けられるような環境を築くことに主眼を置くものになったと説明。その点で、もくろみ通りの成果が得られているとする。
最終判決は11月に期限切れとなるが、プロトコルライセンスなどに関連する一部条項については、2009年11月まで延長することで合意が成立しており、さらに2012年11月まで延長となる可能性もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
7
「推しがそばにいる日常」を ソニー、5万円台の裸眼3Dディスプレイ アニメ公式コンテンツに対応
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
10
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR