ブロガーの力も借りる「毎日jp」
毎日新聞社は、新ニュースサイト「毎日jp」を10月1日に公開する。オールアバウトなど他社と協業してコンテンツを充実させるほか、有名ブロガーの意見を聞くなどしてサイトを構築。「オープンかつ信頼できるサイトにしたい」としている。
同社は1995年にニュースサイト「JamJam」を開設してネットニュースに参入。2004年からはマイクロソフトと提携して「MSN毎日インタラクティブ」を展開してきたが、提携関係を9月末に解消し、10月1日からは独自サイトとして「毎日jp」を開設。新たなネットメディアの形を模索する。
新サイトの売りは「オープン性」と「信頼」だ。「毎日新聞は30年来“開かれた新聞”を目指してきた。ネットでも新聞の枠にとらわれず、開かれたサイトにしたい」――同社の朝比奈豊常務は言う。
他社コンテンツを積極的に導入する。オールアバウトから生活関連のコンテンツ提供を受けるほか、共同で広告商品を開発(関連記事参照)。サンマリエの恋愛・結婚関連情報や、アットホームが提供する住宅関連情報、Amazon.co.jpや楽天ブックスの書籍情報なども掲載する。
各記事にはヤフーのソーシャルブックマークを導入するほか、更新情報のRSS配信や、記事を表示できるブログパーツの提供も行う予定だ。アルファブロガーに1日1本、おすすめブログを紹介してもらうコーナーも開設する。
サイト全体について、アルファブロガーと呼ばれる有名ブロガーやネットジャーナリストに助言をもらったといい、9月18日に開いた発表会にはブロガーも記者として招待した。
新聞記事で「情報の信頼性」を
「情報がはんらんするネットで、読者は信頼性を求めている」――同社デジタルメディア局の長谷川篤局長は言い、新聞の取材網がとらえた信頼性のある情報のニーズが高まっていると語る。
新サイトは、「政治」「経済」といった新聞通りのカテゴリーではなく、事件ものや政治ネタなどを掲載する「ニュースセレクト」、スポーツや芸能、アニメや漫画関連記事を載せる「エンターテインメント」、子育てやIT、ファッション、食などの情報を、他社コンテンツを含めて掲載する「ライフスタイル」の3つのカテゴリーでニュース提供する。
アニメクリエイターの広井王子さんや映画監督の井筒和幸さん、女優の黒谷友香さんのコラムも連載。黒谷さんは「ガーデニングや乗馬について書きたい」などと語った。
収益は広告から得る計画で、ヤフーの広告ネットワークにも参加している。MSN毎日時代の月間ページビュー(PV)は約3~4億。新サイトでも同等のPVを目指す。
10月17日まで、Yahoo!動画やAll About、渋谷・新宿・秋葉原の街頭ビジョンでCMを展開する。記者会見のセットで「どうせYahoo!ニュースにはかなわないんでしょう」「新聞社がネットで何ができるんですか?」などと詰め寄られながら、「今まではそうでしたが……」と毎日jpを紹介する――という構成になっている。
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