2007年第3四半期の世界携帯電話出荷台数、2億8910万台に――IDC調べ
米調査会社のIDCは10月25日、2007年第3四半期(7~9月)における世界の携帯電話出荷台数は、2億8910万台との調査結果を発表した。第2四半期からは9%増、前年同期比では13.8%増となる。
同社によると、出荷台数が伸びたのは、発展途上国向けに低価格機種が大量に出荷されたのと、高性能の多機能機種が成熟市場で好調だったためという。主要ベンダーは高性能機種と低価格品のバランスをうまく取ることで、売り上げ、利益ともに伸ばし、2けたの営業利益率を達成しているところもある。
出荷台数上位5社を見ると、1位のNokiaは1億1170万台と、2四半期連続で出荷台数1億台を達成。2位Samsung、3位Motorola、4位Sony Ericssonの合計出荷台数を上回った。低価格モデルを大量に出荷しているため1台当たりの平均価格は低下したものの、カテゴリー全体のバランスを取ることで営業利益率を向上させた。
Samsungは2四半期連続で2位の座を維持し、第3四半期は出荷台数4260万台でMotorolaとの差をさらに広げた。通年ではまだMotorolaが2位だが、その差をわずか330万台にまで縮めている。同社は人気のUltra Editionを含む高性能機種の出荷増で、2けたの営業利益率を達成した。
出荷台数が前年比でマイナスなのは上位5社中Motorolaのみ。携帯電話分野では営業赤字が続いているものの、売り上げは第2四半期から2億ドル増と若干改善している。
Sony Ericssonは6四半期連続で4位となった。ウォークマンブランドなどハイエンド機種が成功しているが、同時に低価格機種や中間価格帯のモデルを出し、利用者数を拡大した。3四半期連続で、前年比の出荷台数の伸びが60%前後を記録していたが、第3四半期は31%増と鈍化した。
5位のLG Electronicsは、4位のSony Ericssonとの差を400万台まで縮めている。同社にとって北米が重要市場であることに変化はないが、発展途上国、特に中南米諸国でMGとMX200シリーズが売り上げを伸ばしている。
| メーカー | 出荷台数(単位:百万台) | シェア(%) | 前年同期比(%) |
|---|---|---|---|
| Nokia | 111.7 | 38.6 | 26.2 |
| Samsung | 42.6 | 14.7 | 47.4 |
| Motorola | 37.2 | 12.9 | -30.7 |
| Sony Ericsson | 25.9 | 9.0 | 30.8 |
| LG Electronics | 21.9 | 7.6 | 131.9 |
| その他 | 49.8 | 17.2 | 7.1 |
| 合計 | 289.1 | 100.0 | 13.8 |
| (資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker) | |||
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