薄型テレビに“ピッタリ”のフロントサラウンド、ダイマジック「SAGE」
ダイマジックは11月1日、3chフロントスピーカーシステム「SAGE」(サージュ)を発表した。独自の音響技術「EUPHONY」(ユーフォニー)を採用し、DVDやデジタル放送の5.1chサラウンドをフロントだけで自然に再生するという。
EUPHONYは、同社が開発した複数のデジタル音響技術を組み合わせた総合的な音場再生方式だ。民生機器ではライセンス提供を中心に展開しており、オリンパスのICレコーダーやヤマハのサウンド・プロジェクターなど幅広く採用されている。
新製品の「SAGE」には、4つの音響処理技術を投入した。ステレオ音声から自然な5.1ch音声を作る「AST」(Adaptive Surround Technology)、バーチャルサラウンドを実現する仮想音源処理技術「DVX」(DiMAGIC Virtualizer X)、低域や高域を補う「DBEX」(DiMAGIC Bandwidth Expander)、映画のセリフなどを明確に表現するダイナミックな信号処理技術「DSC」(DiMAGIC Smart Compression)。これらを組み合わせることで、入力チャンネルや再生スピーカーの数に依存することなく、それぞれの特性に応じたサラウンド再生を実現するという。またセンターにしっかり定位し、スイートスポットが広いことも特徴だ。
SAGEは、スリムなスピーカーユニットとAVコントロールアンプの2ピース構成だ。左右の端にある脚が横長のスピーカーを持ち上げるスタイル。これはスピーカーの底面にサブウーファーがあるためと、薄型テレビのスタンド部を跨ぐことで省スペース化を図る意味があるという。
「スタンドは高さの異なる3種類が付属しており、組み合わせるテレビによって付け替えることができる。スピーカー本体は、幅が965ミリと37V型の液晶テレビに丁度“フィット”するサイズ。テレビの下に入り込み、すっきりと設置できる」(同社)。
対応するサラウンドフォーマットは、Dolby Digital、dts、AACで、リニアPCMの入力も可能だ。入力端子は、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×3で、このうち1つはiPodなど携帯プレーヤーの接続を想定して前面パネルに用意した(アナログミニジャック)。内蔵アンプの出力は最大20ワット。外部ウーファーやリアスピーカー用の出力端子を備えるなど、拡張性も確保している。
スピーカー部の外形寸法は、965(幅)×86(高さ)×95(奥行き)ミリ。重量は約3.6キログラム。AVコントロールアンプは263(幅)×70(高さ)×98(奥行き)ミリで重量は1キログラム。なお、アンプは縦置き/横置きの両方に対応している。
「SAGE」は年内に発売する見込みで、価格はオープンプライス。ただし、ライセンス先の製品と競合する事情もあり、店頭販売は予定していない。同社によるとマンションなど特定用途の販売ルートにくわえ、TVショッピングなどで扱うことになるという。想定価格は10万円前後。「競合製品より、少し上のグレードになる」(同社)。
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