IBM、省電力で大量データ送受信可能な光配線技術を発表
米IBMは2月28日、光配線によって少ない電力で大量のデータを高速で送受信可能な回路基板のプロトタイプを発表した。電気配線の代わりに光配線を用いることで、100ワット電球とほぼ同じ電力で、約5000本の高精細動画ストリームに相当する8Tbpsの情報の転送が可能だという。
同社は昨年、高精細映画を1秒以内で転送可能な光トランシーバチップセットを開発。今回発表のプロトタイプはこれをさらに前進させたもので、こうした光チップと光データバスを一体化した基板となっている。昨年の発表時よりもさらにトランシーバを高速化するとともに、量産に道を開くため標準部品化を進めた。
新技術によってスーパーコンピュータなどが消費する大量の電力を大幅に削減することができるという。例えばスーパーコンピュータの場合、100メートルの距離でのリンクに必要な消費電力は、この技術を使えば電気配線の100分の1、現行の光モジュールと比較しても10分の1で済むとしている。
IBMはスーパーコンピュータだけでなく、高精細ビデオの配信や、携帯電話でのビデオ視聴など、さまざまな分野でこの技術が活用できるとみている。
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