硫化水素の作り方は「傷害を誘因する有害情報」 警察庁が削除要請
警察庁はこのほど、硫化水素の製造や利用を誘引するようなネット上の書き込みを「有害情報」に指定した。硫化水素による自殺は第三者の健康を害す恐れがあり、傷害罪を誘因する情報だと判断。書き込みを見つけた場合はISPや掲示板の管理者に削除を要請するよう、各都道府県警とインターネット協会に通達した。
警察庁は、違法情報ではないが、犯罪方法を示した情報や自殺を勧誘する情報などを「有害情報」に指定している。今回新たに、硫化水素の製造方法を記した書き込みや、「硫化水素は簡単に作れる」「簡単に死ねる」といった製造や利用を誘引するような書き込みを有害情報に指定した。
硫化水素の製造自体は現行法で禁止されていないが、自殺者の家族や周辺住民などが巻き添えになるケースも多発。硫化水素自殺によって「第三者が健康を害し、命を失う恐れが極めて高い」ため、製造方法などに関する書き込みは「傷害という違法行為を直接的かつ明示的に請負・仲介・誘因する情報である」と判断した。化学式など学術目的の情報は対象に含まれない。
ネット上の違法・有害情報の通報受付窓口「インターネット・ホットラインセンター」を運営するインターネット協会にも、硫化水素ガスの製造方法などについて有害情報として扱うよう求めた。
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