Second Life創設者が初来日 「使いやすさ、改善していく」
3D仮想空間「Second Life」を運営する米Linden Labのフィリップ・ローズデール会長が初来日した。Second Life向けサービスを提供している日本企業などとの意見交換会を5月30日に開き、「Second Lifeの使いやすさとパフォーマンスを改善していく」と話した。
Second Lifeのアクティブユーザー数は51万6000人で、日本のアクティブユーザー数は2万4800人。日本ユーザーの総利用時間は、米国、ドイツ、イギリスに次いで4番目に長いという。ローズデール会長は「日本でも、これからもっと大きな発展があると思っている。Second Lifeはまだ初期段階」と話す。
今後は使いやすさとパフォーマンスを改善していくという。「バグやクラッシュを起こさないようにする。ユーザーインタフェースが複雑なので、簡単にしていく」。日本でのユーザーサポート体制も強化する方針で、電話でサポートが受けられるようにしていくという。
防災教育にも仮想世界を
意見交換会では、Second Life進出支援などを行うメタバーズ、慶応義塾大学、内閣府などがSecond Lifeの活用事例を紹介したり、ローズデール会長に要望を伝えた。
メタバーズの島谷直芳社長はローズデール会長に「大きなサイズのアバターを作成できるようにするなど、Second Lifeの自由度をもっと高めてほしい。外部のサイトとも連携しやすくしてほしい」と注文を付けた。
内閣府はSecond Lifeを防災教育に活用した事例を紹介。今年1月、Second Lifeで防災活動や災害時のボランティア活動への協力を呼びかけるイベントを開いた際、海外の人を含む約80人のユーザーが参加したという。
今後は、仮想空間に町を構築し、地震の避難訓練に活用する――といったことも検討している。「仮想空間は実践的な防災知識が学べる、生きた教材になるのでは」と鳥巣英司内閣府参事官は期待を述べた。
慶応大理工学部生命情報学科の牛場潤一専任講師は、両足を動かすイメージを頭に浮かべるだけで、Second Lifeのアバターが前進する――という技術を紹介。Second Lifeをe-ラーニングにも活用していきたいと話した。
意見交換会にはミュージシャンのはたけさんも登場。はたけさんが運営しているSecond Life内のスポット「はたけ宮殿」を紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR