「Yahoo!カーボンオフセット」 個人がネットでCO2排出権購入
ヤフーは7月3日、個人がネット上で二酸化炭素(CO2)排出枠を買い取ることができるサービス「Yahoo!カーボンオフセット」を公開した。排出したCO2を打ち消す(オフセット)ことで、地球温暖化防止活動に貢献できるとしている。社会貢献の姿勢を打ち出しながら、CSR(企業の社会的責任)広告を掲載するなどしてビジネス化する計画だ。
風力発電や水力発電事業など、世界各地で行われているCO2削減プロジェクトから、個人が排出権枠を買い取ることができる。まずはオフセット事業を行っているカーボンニュートラルジャパンの排出権を扱うが、プロバイダーは順次増やしていく。
排出権の価格は、自家用車を利用しない人向けが1カ月当たり420円(排出権121キロ分)から、利用している人向けが600円(同173キロ分)から。それぞれ、1カ月の生活で排出する平均的な量のCO2と同等の量を削減できる計算という。
Yahoo!ウォレットかYahoo!ポイントで購入すれば、排出権証明書をダウンロードできる。売り上げの2%はサイトの運営費用として、13%はオフセットプロバイダーに支払うために徴収する。
他社サイトとも連携して集客。MSNの環境特集や、ニコニコ動画の「ニコニコニュース」などからリンクを張るほか、APIを公開し、外部サイトから直接排出権を購入できる仕組みも作る。
サイトには、購入された排出権の推移を示すグラフを表示するほか、電気・ガス・水道料金などを入力すると、年間のCO2排出量を計算できるサービスや、カーボンオフセットについての解説などを掲載する。
最初の3カ月で数千人の利用を見込む。アクセスが増えれば、企業のCSR広告を掲載する媒体としてビジネス化していく計画だ。
同社の井上雅博社長は「サービス提供を通じて環境問題に取り組んでいきたい」と話した。
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