NTT、PostgreSQLの普及促進へEnterpriseDBと包括的提携
NTTと米EnterpriseDBは10月7日、オープンソースデータベース「PostgreSQL」の機能開発と普及促進に向けて包括的パートナーシップを結ぶことで合意したと発表した。NTTは子会社のファンドを通じてEnterpriseDBに出資、関係を強化する。
機能開発で両社の連携を強化。第1弾として、同期レプリケーション技術の改良をコミュニティーに提案する。同技術はリモートのミラーリング時に生涯が起きてもデータ同期を完全に保証する方式で、DBの可用性を高める。もともとNTTオープンソースソフトウェアセンタがPostgreSQLの機能強化のために試作した技術だったという。
今後は、EnterpriseDBが開発・公開している並列処理技術「GridSQL」を改良、同期レプリケーションと組み合わせ、大規模分散DBを実現するための開発に共同で取り組んでいく。
企業への普及に向け、同期レプリケーションを応用して信頼性の高い企業システムを容易に構築するためのソリューションを共同で検討・開発する予定。NTT傘下の事業会社への導入にも取り組み、蓄積したノウハウをNTTグループが一般企業ユーザーにPostgreSQLの導入支援を実施する際に役立てる。
「NTTは、コスト削減効果や、自力でシステムの故障解析がしやすいなどのメリットのあるオープンソースソフトウェアを推進している」(NTTの宇治則孝副社長)。今後はSaas事業者向けサービス基盤など新しい分野への導入も進めていく。
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