Facebookが恋愛関係に悪影響? カナダの学生の研究が話題に
Facebookは「嫉妬(しっと)のスパイラル」を生み出し、恋愛関係に悪影響をもたらす――カナダの学生がこのような研究結果を発表している。
この研究はカナダのグェルフ大学の学生が2月に公表したもの。8月上旬に学術誌「CyberPsychology and Behaviour」に掲載されたことで話題になり、USA Todayなど各紙に取り上げられている。
この研究は、Facebookの利用と嫉妬に関係があることを示している。Facebookには「ほかでは手に入らない恋人の情報が掲載されている。恋人の友人関係、交友関係、特に元恋人との関係について詳しい情報が載っているかもしれない」と研究を実施した心理学博士課程のエイミー・ムイズ氏は語り、このような情報が嫉妬心を起こさせるとしている。
ムイズ氏らは、17~24歳のFacebookを使っている大学生308人を対象に調査を行った。調査実施当時、およそ半数に恋人がいた。調査した学生のうち約75%は、元恋人をFacebook上で「友人」として登録していた。また80%は、「自分の恋人が元恋人を友人として登録している」と答えた。さらにFacebook上で嫉妬を感じる状況などについて質問したところ、同サービスの利用と嫉妬の間に明確な関係があることが分かったという。オンラインで過ごす時間が長いほど、疑り深くなる傾向も示された。
これがフィードバックループを起こすと共同研究者のエミリー・クリストファイデ氏は言う。「嫉妬を感じると、恋人のFacebookページを監視することが増える。それによってさらに嫉妬を呼び起こす情報に触れることになる」。回答者のほとんどは、Facebookを見ると嫉妬が強まることに気付いていたが、恋人のページを監視する誘惑に勝つのは難しいと話していたという。
「以前は、恋人から毎日のように交遊関係をせんさくされることはなかった。だが、かつては隠れていた生活の側面が、今は誰でも見えるようになっている。これは一部の人にとって新しい現実だ」と研究を監督した心理学教授のセルジュ・デスマレイス氏は述べている。
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