Windows 7への移行はSP1まで待つべきか?(1/2 ページ)
Windows 7が発売され、Microsoftとその支持者は同OSの長所を褒めそやしている。これまでで最高のWindowsだと言い、Windows Vistaよりもはるかに素晴らしいと信じている(それは当然だろう)。
だが、果たしてWindows XPよりも優れているのだろうか?
これはすぐには答えられない疑問だ。Service Pack(SP3)のおかげで、Windows XPはMicrosoftがリリースした中でも特に信頼性のあるバージョンのWindowsとなっている。それに、MicrosoftがこれまでSP1までは堅固な体験を提供できなかったことを考えると、「企業はもう少し旧版OSを使い続けることを考えた方がいい」と主張するのはとんでもないことではないだろう。
企業によっては、Windows 7の欠陥が修正されるまでXPを使い付けるのがいい選択かもしれない。その理由を以下に挙げる。
1. これまでの歴史を振り返って
Microsoftは忘れてもらいたがっているだろうが、Windowsはリリース時に汚点を残している。最近記憶に残っているだけでも、同社がリリースしたOSはすべて、バグやセキュリティホールなどの問題を抱え、同社は急いでパッチを出すことになった。Windows 7も同じようになるのはほぼ確実だろう――それがプロセスの一部なのだ。SP1まで待てば、企業がこれらの問題にかけなければならない時間は減るだろう。
2. XPはタダ
企業のもう1つの大きな検討事項がWindows 7の導入コストだ。確かにこれは新しいOSだが、新しいハードも必要だ。言い換えれば、企業のWindows 7の実装コストは非常に高くなる。そして今、多くの企業にとっては、新しいOSに多額の現金を投じることは受け入れがたい。
3. 景気が不透明
上の項目と関連しているが、経済の見通しは不確かだ。景気回復が進んでいると言うエコノミストもいるが、彼らはほとんどいつも安全を期して、回復は弱々しいという言い方をしている。将来がどうなるのかは分からない。景気が悪化する可能性もある。新しいOSに多額のお金を投じるのは最善ではないかもしれない。
4. 生産性への影響
ほとんどの企業では、XPからWindows 7への乗り換えはスムーズにいかないだろう。XPはWindows 7とは大きく違っている。Aeroインタフェースはない。Windows 7のタスクバーだけでも、社員を混乱させるのに十分かもしれない。企業が最も対処したくないのは、ネットワークに新ハード・ソフトを導入したあとの生産性の問題だ。
企業が今Windows 7を社員向けに導入したら、このような問題が起きる可能性は現実にある。時間をおいて、社員が自宅でWindows 7を導入してから、オフィスのアップデートに備える方がいいかもしれない。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR