「プレイ動画」に「徹底抗戦」 あるゲームメーカーの宣言に波紋
ゲームをプレイしている画面を動画サイトなどに投稿する「プレイ動画」について、無断投稿によって著作権を侵害されたとして、あるゲームメーカーが投稿者に断固たる措置を取ることを宣言し、波紋を広げている。穏便な対応を求める声もある一方、「ゲームメーカーは怒って当然」と理解を示す意見も多い。
プレイ動画への対抗を表明したのは、成年向け美少女ゲームブランドの「Aile」。4月28日に発売されたばかりの新作のプレイ動画がニコニコ動画に投稿されているとして、Aile代表の「みやび」さんが「正規購入ユーザーのゲームを楽しむ権利を貶める、愚弄する行為には徹底交戦します」とTwitterで激怒。5月10日、断固たる対応を進めることを同ブランドのブログで公表した。
みやびさんのツイートとTwitter上での反応はTogetterにまとめられている。この件が話題になり、Aileの公式サイトは一時アクセスが集中して閲覧できない状態になった。現在、問題になったプレイ動画は投稿主が削除したもようだ。
ニコニコ動画は当初からプレイ動画の投稿が盛んだった。作品のプロモーションにつながる面もあるため、ゲームメーカーはほぼ黙認したり、条件付きで投稿を認めるケースもあった。ただ、アクションゲームやシューティングゲームなどと異なり、美少女ゲームなどに多いノベルタイプのゲームの場合、プレイ動画を見るのと実際にゲームをプレイすることがほとんど変わらないという事情があるため、今回のケースについてTwitterなどではゲームメーカーに同情的な声が多いようだ。
美少女ゲームで知られるアクアプラスは昨年、「WHITE ALBUM」(PS3)発売時にTwitterで「ゲームプレイ動画の配信は著作権侵害となりますので絶対におやめ下さい」とユーザーに呼びかけたことがあった。ヴィジュアルアーツの馬場隆博社長も、ニコ生などでゲームを公開されることに対し「苦労して作ったゲームを無料で公開されることを望むはずも無し」と不快感を示していた。
ニコニコ動画の用語などをユーザーが解説する「ニコニコ大百科」の「プレイ動画」の項目では、「プレイ動画をニコニコ動画などにアップロードするのは、著作権法に触れる行為である」として「くれぐれも空気を読んでソフトメーカーに迷惑をかけないように注意を払うべきである」と呼びかけている。
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