スマートテレビが新たな波を引き起こす、NRI調査
野村総合研究所は7月20日、アナログ停波後の新しい情報機器として注目される「スマートテレビ」の利用意向調査結果を発表した。これによると、2016年までに770万世帯がスマートテレビを利用する見込みだという。
野村総研では、スマートテレビを以下の機能をともに保有するテレビまたはセットトップボックスなどのテレビ周辺機器と定義。また、1の条件だけを満たすテレビを「インターネットテレビ」と位置づけている。
1.)インターネット経由の映像をテレビ画面で視聴することが可能
2.)高い処理能力をもつCPUが搭載され、スマートフォンのようにゲームなどのアプリをテレビで利用することが可能
調査にはインターネットを用いたNRIのマーケティングリサーチサービス「インサイトシグナル」を利用。関東(1都6県)在住の男女3688人から有効回答を得た。
調査結果によると、2011年6月時点ではテレビでネット上の映像配信サービスを利用している人は全体の1~3%と非常に少なかった。しかしながら、「無料動画配信・無料動画共有サイト」については全体の19%、「公開済みの映画の有料動画配信」は10%の人が、テレビで利用したいと回答している。
「これまで多くのユーザーは、PCを用いてネット上の映像コンテンツを視聴し、利便性の低いテレビ経由での視聴を断念していたと想定される。それらのユーザーは、高い処理能力を持ち、テレビ向けのアプリケーションが利用できるスマートテレビの購入を契機に、テレビ経由でネット上の映像コンテンツ視聴を拡大する可能性が高い」(同社)。
野村総研では、2010年度の時点で全国410万世帯がテレビでネット動画を視聴していると推定。今後、インターネット接続に対応したテレビの増加などにより、2016年度には4倍近い1532万世帯まで拡大すると予測した。このうち、上記条件を満たすスマートテレビの利用世帯は約半数の770万世帯としている。
「スマートテレビは、これまで別物であったPCとテレビという端末の壁を超えた競争を激化させ、放送事業者を中心に進められてきた地上放送のデジタル化とは異なる、新たな波を引き起こすことと考えられる」(同社)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
2
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
【復旧】auで通信障害 全国の5G SA契約者の一部で
-
7
KDDI、東日本エリアで一時通信障害 ドコモ・ソフトバンクに続き連日で発生
-
8
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR