災害時にスマホから音声メッセージを配信、“確実”にやり取りできるシステムをNECが開発
NECは11月11日、携帯電話で録音した音声メッセージを確実に配信できるという「音声配信ソリューション(NC7000-RX-VM)」の提供を開始した。通信事業者が利用して同ソリューションを利用して契約者にサービスを提供したり、災害時に企業が社員の安否を確認したりするシステムでの利用が想定されている。
音声配信ソリューションでは、スマートフォンなどパケット通信が可能な携帯端末でユーザーが音声を録音して通信事業者の音声蓄積サーバに送信。相手の携帯端末に音声受信を通知するメールを送くられ、受信者は音声蓄積サーバにアクセスして送信者の音声を聞くことができる。
地震などの大規模災害時には電話回線の利用が集中してつながりにくくなるが、インターネット通信ではデジタルデータを「パケット」に分割して送受信するため、接続状態を維持しやすいという。3月の東日本大震災でもTwitterなどを使って安否確認を行うケースが話題になった。NECが開発した仕組みでは音声をデジタルデータに変換して効率的に送受信できるようにすることで、声によるメッセージを相手へ確実に届けられるという。
NECによれば、KDDIが2012年春以降に提供する予定の「災害時の音声メッセージお届けサービス (仮)」で同ソリューションが採用された。またNECでも企業向けに同ソリューションを使用したサービスを提供することにしている。
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