NTT、編集映像の元となったショットを1フレームの誤差なく検索できる技術を開発
NTT(持ち株会社)はこのほど、編集済みの映像に使われている映像ショットを、多数の映像の中から1フレームの誤差なく特定できる高精度シーン探索技術を開発したと発表した。映画など映像制作の効率を向上させられるという。
映画制作現場で映像の再編集や元の映像の再利用を行う場合、元の映像がどれで、どのフレームが使われていたのかを目視で特定しており、多大な時間とコストがかかっていたという。新技術なら、従来の目視による検索時間を1万分の1以下に削減できると試算している。映像だけでなく音声へも適用可能という。
新技術は、音や映像の信号の断片を探索キーとし、データベース内を検索する独自の「ロバストメディア探索(RMS)技術」を拡張。編集済みの映像・元となる映像それぞれから密度の異なる2つの特徴データを抽出し、それらを使い分けて探索範囲を絞り込むことで、高速な検出が可能になった。映像の種類、画質に関わらずフレーム位置を検出できる新たなフレーム検出方法も開発し、検出精度を90%以上に高めた。
ハリウッドの映画スタジオなどを顧客に持つ米PIX SYSTEMと共同で2013年から、同技術のフィールド検証を実施し、高い評価を得たという。今後も検証を継続するほか、同技術を利用したビジネストライアルをNTTデータが実施する予定だ。
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