「漫画の性的描写」で開発者アカウント削除されたNagisa、iOSアプリ運営から撤退
iOS向け漫画アプリ掲載作品の性的描写をめぐり、アプリメーカー・Nagisaの開発者アカウントがApp Storeから削除されていた問題で、同社は12月11日、iOSアプリの自社運営から撤退すると発表した。アカウント再開に時間がかかり、既存ユーザー向けアップデートができないなど「最良のサービスを届けるのが難しい」と判断したためという。
運営を終了するのは、漫画アプリ「マンガ無双」、動画作成アプリ「GOODTIME」「Slide Movies」、日記アプリ「Livre」など同社の全iOSアプリ。1月20日に運営を終了し、21日以降サービスが利用できなくなる。Androidアプリの運営は続ける。
iOSアプリは今後、外部企業からの受託制作や協業などによる企画・開発・運営などでサービスを提供する。一部サービスは事業譲渡などで第三者による継続を模索する。App Storeの開発者アカウントについては、米Appleと協議を続ける。
同社はiOS向けに、「マンガ無双」「マンガ姫」などの無料漫画アプリやユーティリティアプリ、ゲームアプリなどを提供。漫画アプリはリリースから4カ月の7月時点で200万ダウンロードを超えたと発表していた。ただ「マンガ姫」には、男女間の性的描写を含む「ティーンズラブ」と呼ばれる作品や、男性同士の性的描写を含む「ボーイズラブ」(BL)作品も多数収録されていた。
AppleはNagisaの開発者アカウントを10月7日に停止し、全アプリを削除した。Nagisaはアカウント停止について「ガイドライン違反があったためと推測される」とし、Appleからは「一般漫画作品の一部にある性的描写等」に関連する指摘があったと説明していた。
漫画アプリ掲載作品については「成人向け漫画を掲載していた事実はなく、出版社から提供された一般漫画作品のみを掲載していた」としながらも、Appleからガイドライン違反の指摘を受けて以降、作品のチェック体制の構築や該当作品の削除、描写の修正などを進めていたという。
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