9日午前中に部分日食 4年ぶりの天体ショー、全国の天気は
明日3月9日は「皆既日食」が起こり、日本では太陽の一部が月によって隠される「部分日食」が観察できます。前回、日本で日食を観察できたのは、2012年5月21日の金環日食以来なので、約4年ぶりの天体ショーです。
地域で違う 日食の大きさ
「部分日食」は全国で観察可能ですが、太陽が月によって隠される割合は、地域によって違います。太陽全体の面積に対して、那覇は22パーセント、東京は15パーセント、札幌は5パーセントが、月によって隠されるのです。
日食の時間帯
日食が見られる時間帯も、地域によって少し違います。
主な地点は、以下の通りです。那覇と札幌では、始まる時間が1時間以上違いますので、見逃さないよう、スタンバイしたいものです。
日食が見られる可能性があっても、急な寒さに注意
となると、「この時間帯の天気が気になる」という方も大勢いらっしゃるはず。1番上の図をもとに、3月9日の日食観察におススメの地域がこちら。
- 北海道
東部ほど、晴れ間がでるでしょう。風が強めに吹くので、雲を吹き飛ばしてくれそうです。札幌でも日が差す可能性があります。ただ、気温は、8日ほど上がらず、網走では1度くらいの予想です。防寒対策をしっかりして、空を眺めて下さい。
- 東北
北海道より雲が多いですが、北ほど雲の切れ間があるでしょう。東北北部の太平洋側を中心に、日の差す所もありそうです。
- 関東・東海・近畿
天気は下り坂ですが、雨が降るのは、昼すぎからの所が多いでしょう。部分日食の時間帯は、まだ、所々で雲が薄くなる頃ですので、日が差す可能性があります。雨雲の進み具合によっては、観測できるチャンスもありそうです。
- 中国・四国・九州
低気圧が近づいてくる時間帯なので、広い範囲で雨雲がかかりやすいでしょう。観測には、あいにくの天気となりそうです。
- 沖縄
こちらは、雨が降り出すのは昼過ぎからでしょう。早い時間から部分日食が始まるぶん、まだ、ギリギリ雲の隙間から、太陽が見られる所もありそうです。
――ということで、今のところ、北海道から近畿と、沖縄では、観測できる可能性がありそうです。
ただ、明日9日は、全国的に寒さが戻るでしょう。東京の正午の気温で比べると、8日正午の気温は18度4分でしたが、9日正午の予想気温は11度くらいと、5度以上下がるでしょう。気温が5度違うと、洋服1枚分に相当すると言われていますので、暖かい服装がオススメです。
また、雨を降らせる低気圧や前線が西から進んでくるため、その動きやスピードによっては、いずれの地域も雲の広がるタイミングが変わってくるでしょう。最新の予報をチェックして下さい。
日食を安全に楽しむには
ただ、短い時間であっても、肉眼で太陽を直接見るのは、目を傷めてしまう恐れがあります。
望遠鏡やサングラス、色つきの下敷きで太陽を見るのは、とても危険です。専用の日食グラスを用意して、楽しんで下さい。
日本での次回の日食は
今回、あいにくの天気の所は、次回のチャンスに期待したいもの。次回、国内で日食が観察できるのは、約3年後の2019年1月6日の部分日食です。
2020年の東京オリンピックの前に、またチャンスが訪れますが、その前にリオデジャネイロでオリンピックの年を飾る天体ショーに、期待したいものです。
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