CES 2017
Dellがクリエイター向け液タブ「Dell Canvas」発表 Surface Studioとの違いは? 製品担当に聞く
米Dellは、米ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2017」(1月5~8日、現地時間)に合わせ、ペン入力やダイヤル型デバイスが利用できる27インチディスプレイ搭載デバイス「Dell Canvas」を発表した。3月30日に米国で発売予定で、価格は1499ドルから。日本での展開は未定。
本体にOSは搭載せず、PCなどと接続して使うデバイス。デスクに好きな角度で設置でき、液晶ペンタブレットとして絵を描いたり3Dモデリングしたりできる。
ディスプレイはIPS液晶の非光沢27インチQHD(2560×1440ピクセル)。色域はAdobe RGBカバー率100%で、20点マルチタッチと2048段階の筆圧検知に対応。PCとはMini DisplayPort、Mini HDMI、USB Type-C(DisplayPort over USB Type-C)で接続する。サイズは792(幅)×446(奥行き)×13(高さ)ミリ、重さは8.4キロ。
この分野ではワコムが先行しているが、タッチ操作やペン入力のほかに、ディスプレイ上に置いて押し込んだり回したりできるダイヤル型デバイス「トーテム」を利用できるのがDell Canvasの売りだ。
「Surface Studio」と何が違う?
ダイヤル型デバイスといえば、米Microsoftが発表したオールインワンPC「Surface Studio」でも同様のコンセプトを持つ周辺機器「Surface Dial」が登場しており、クリエイティブな作業を行うユーザーに新たな操作体験を与えようとしている。
米Dellのプロダクトマネージャーであるサラ・バークハートさんは、Dell CanvasがSurface Studioと異なる点をこう話す。
「Surface StudioはオールインワンPCであるため、ペン入力を行うときにディスプレイを水平に傾けるといった手間がかかる。Dell Canvasは入力に特化したデバイスのため、別のディスプレイと組み合わせることで生産性を向上できる」。
トーテムを利用するには、ソフトウェア側の対応も必要だ。現在はAdobeやAutodesk、AVID、Dassault Systems、SolidWorks、Microsoftの対応が表明されており、ダイヤル型デバイス向けのUIを開発すれば、トーテムとSurface Dialのどちらでも利用できるという。
現状はトーテムとSurface Dialにハードウェア的な互換性はないが、バークハートさんはユーザーが望むのであれば、Dell Canvas上でSurface Dialが利用できるようにすることも視野に入れていることを明らかにした。
「今公開しているトーテムはプロトタイプで、製品版ではもっとすてきなものになる。キーボードやマウスといった従来の入力デバイスによる限界を取り払い、今までできなかったことができるようになるだろう」(バークハートさん)
今後は製品バリエーションも?
Dell Canvasはグラフィック作業や動画編集、3Dモデリングなどに特化しており、デジタルコンテンツクリエイターやエンジニア、ビジュアルアーティスト、株取引などに携わる人をターゲットにした製品だ。バークハートさんはインタビューで、ディスプレイサイズのラインアップ拡充計画も示唆した。
「ユーザーから得たフィードバックをもとに、さらに製品を改善する。今後はより大きなサイズやモバイルに適した小型モデルを作っていきたい」(バークハートさん)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR