準天頂衛星で誤差“センチメータ級”、三菱電機の自動運転車
三菱電機は、自動運転技術を搭載した実証実験車「xAUTO」(エックスオート)を、第45回東京モーターショー2017(10月27日~11月5日、東京ビッグサイト)に出展する。周囲の状況をセンサーで把握したり、日本のほぼ真上を周回する準天頂衛星の信号を活用したりして「高い安全性と快適性を両立した」(同社)。
車両の前後、側面にミリ波レーダー、監視カメラなどを取り付け、周辺の状況をセンシングする「自立型走行技術」を採用。16年5月から日本国内の高速道路で300時間超の試験走行を行い、さまざまな道路環境や、濃霧や雪道などの悪天候下でも実用性を確認したという。
さらに準天頂衛星が送信するCLAS信号を活用し、クルマの位置情報を把握する「インフラ型走行技術」も採用。自立型走行技術と同様、17年9月から高速道路で実験を行い、実用可能なレベルに至ったとしている。
日常で使われている衛星測位は米国のGPS信号が主流だが、測位する地域によっては数メートルの誤差が生じていた。CLAS信号は、国土地理院が日本全国に設置している電子基準点を活用し、地域ごとの誤差を補正することで、位置情報を“センチメータ級”で捉えられるという。
今後は、準天頂衛星システムがカバーしていない地域でも、CLAS信号と互換性があるサービス網を、三菱電機が出資する独Sapcordaと構築していく。欧州や北米でも実証実験を行う考えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR