「買い取り額、安すぎ!」 宅配買い取りトラブル増加
不要な本やゲームなどを宅配便で事業者に送り、査定を受けて買い取ってもらう「宅配買い取りサービス」について、「買い取り金額が極端に安かった」「査定結果が安かったので返却を依頼したら送料を負担するよう言われた」などの相談やトラブルが増えているとし、国民生活センターが注意を呼び掛けている。
相談件数は2011年度の132件から16年度には314件に。17年度はさらに増えているという。年齢層は30~40代が約半数だが、30歳未満も2割弱。性別では6割弱が女性という。商品は、漫画本など書籍類や衣服、CD/DVDソフトが多い。
事例として、「Webサイトに『ゲーム機本体は買い取り上限1万円!』と記載されているのを見てゲーム機本体とソフト約10本を送ったが入金は数百円。キャンセルを申し出たが受け付けてくれない」「未開封のフィギュア4点の査定を申し込み、合計9000円と査定されたので送付したが、実際の入金額は1000円強だった」など、目安の買い取り価格と査定額がかけ離れていたという相談を紹介。
また、「『査定無料・キャンセルOK』と書かれていたのを見て、早く買い取りしてくれるコースでタブレット端末の査定を申し込んだら、査定額の連絡もないまま1000円弱と想定より低い額が振り込まれていた。後になって査定申込画面で『査定後連絡はなくすぐ振込み』と書かれていたのに気づいた」「送料・査定無料と書かれていたので査定を依頼したが、査定結果は0円で、返送にも処分にも費用が必要と説明された」など、取引条件や規約が消費者に伝わっていないケースも多いという。
さらに、「古着の査定額に納得できず、返送を申し出たら『商品が見つからない』と言われ、納得できないと伝えても連絡がない」など、商品を紛失・汚損される事例や、「いくら待っても査定額の連絡がなく、電話もつながらない」など、ユーザーサポート体制が整っていない事例もあったという。
国民生活センターは宅配買い取りについて、「便利な一方で、思い入れの強いものや売りたい価格が決まっているものには不向きと思われる」と指摘。高額買い取りを期待させる表示があっても即断せず、取引条件を細かく確認することや、送付する商品のリストを作っておくことなどを推奨。トラブルにあった場合は近くの消費生活センターに相談するよう呼び掛けている。
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