「@cosme」のアイスタイルがリアル店舗で韓国進出 新羅免税店に“日本コスメゾーン”
化粧品の口コミ情報サイト「@cosme」を運営するアイスタイルと子会社のアイスタイルトレーディングは5月16日、アジアの主要空港や都市に免税店「新羅(シーラ)免税店」を展開する韓国企業・ホテル新羅と手を組み、韓国へ初進出すると発表した。新羅免税店の旗艦店であるソウル本店にアイスタイルがプロデュースする日本コスメゾーン「@cosme J Beauty Park」を6月にオープン。韓国国内はもちろん中国人観光客などに向けて日本の化粧品(Jコスメ)を訴求する狙い。
アイスタイルは2007年から@cosmeの口コミ情報を生かしたリアル店舗「@cosme store」の運営を始め、現在までに国内25店舗、海外でも台湾や香港に4店舗を展開しているが、韓国にはまだ進出していなかった。@cosmeのランキングを使った棚作りや品揃えなど、リアル店舗の運営で培ったノウハウを@cosme J Beauty Parkにも生かすという。
一方の新羅免税店は、韓国の仁川国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港など10店舗を展開し、売上高35.6億ドル(2017年度)を誇る大規模免税店。近年Jコスメの売り上げが大きく成長しており、これまでもSK-II(P&Gプレステージ)やクレ・ド・ポー ボーテ(資生堂)、SUQQU(エキップ)などさまざまな日本のブランド化粧品取り扱ってきたという。
アイスタイルとの連携もこの流れを受けたもので、ハイエンドな化粧品だけでなく中国や韓国で需要が高まっている「中低価格帯のJコスメ」も幅広く取り扱う。韓国でこれまで販売していなかった「フローフシ」「クラブコスメチックス」「ハウスオブローゼ」など約100ブランドから約1500の商品を取り扱う予定。
中低価格帯コスメの需要についてアイスタイルの遠藤宗執行役員は、「今、消費者の買い方は『高いものから安いものまで、さまざまな商品から自分で見定める』のが普通になってきている」と話す。
「全ての商品を1つのブランドで揃えるという買い方はほぼ消えつつある。価格をミックスして自分に合ったものを購入するのが主流になると思い@cosme storeを始めたが、すでに台湾などでは実際にそうなっている。韓国でもそうなるだろう」(遠藤執行役員)
ホテル新羅 免税流通事業部のHan InKyu(ハン インキュ)社長も「私も個人的に日本の化粧品を使っているが、中低価格の化粧品でも高級ブランドと比べて遜色ない良い商品が多い。まだ市場に知られていない良品を発掘して広めるのも私たちの仕事の1つだ」と話す。
今後両社はソウル本店以外の新羅免税店の店舗でも「@cosme J Beauty Park」の展開を検討。2021年度には約1億3000万億ドルの売り上げを見込む。
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