飲食店の無断キャンセル、約5割がグルメサイトで予約 「取りあえず予約」「うっかり忘れた」など責任感薄く
飲食店を無断キャンセルした人が、予約時に利用した手段は「グルメサイト予約」が50.8%で最多──飲食店の予約・顧客管理システムを開発するTableCheckが11月22日、そんな調査結果を発表した。グルメサイトは利便性が高く、気軽に予約できる一方、無断キャンセルの心理的ハードルが低いことが浮き彫りになった。
調査は、20~60代の男女1112人を対象に実施した。その結果、無断キャンセルをした経験の有無について約11.3%が「ある」と回答した。経験者は20~30代が多数を占めた。
無断キャンセル時に利用していた予約手段(複数回答)は、グルメサイト予約が50.8%で最も多かった。以下「店の公式Webサイトからの予約」(38.1%)、「SNSでの予約」と「電話予約」(ともに33.3%)と続き、「お店で直接予約」は17.5%だった。
無断キャンセルの理由は
無断キャンセルの理由(複数回答)は「取りあえず場所を確保するために予約した」(34.1%)が最多。その他「人気店なので取りあえず予約した」(32.5%)、「予約したことをうっかり忘れた」(30.2%)、「その日の(食事・飲み会などの)予定自体がキャンセルになった」(24.6%)──という理由が多かった。
「体調不良」(14.3%)、「当日になって食べたいものが変わった」(13.5%)、「キャンセルの仕方が分からなかった」(6.3%)といった声もあった。
無断キャンセルの対策としてデポジット(保証金の前払い)制度を導入したり、予約時にクレジットカード情報の入力を課したりする飲食店も増えているが、TableCheckは「グルメサイトは無断キャンセル対策サービスのさらなる強化が必要」と指摘している。
経済産業省の試算によると、無断キャンセルによる飲食店の年間損害額は2000億円。11月には、偽名を使って居酒屋にうその団体予約をし、無断キャンセルしたとして、50代の男性が偽計業務妨害容疑で逮捕される事件も起きた。
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