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ハエたたきでも壊れない昆虫ロボ「DEAnsect」 ペシャンコになっても元通りに
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このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)と仏セルジー=ポントワーズ大学が2019年12月に発表した「DEAnsect」は、ハエたたきでたたかれても潰れない、小型で柔軟な昆虫ロボットだ。
ロボットの全長は4センチで、重量は1グラムほど。バッテリーと全ての電子部品を背面に搭載するワイヤレスな自律型ロボットだ。
ハエたたきや靴でたたかれても壊れないほど頑丈。たたかれるとペシャンコになり床に引っ付くが、剥がすと元通りに動作する。
伸縮により前進する3本の脚には低電力の人工筋肉「誘電エラストマー・アクチュエータ(Dielectric Elastomer Actuators)」を搭載。人工筋肉は、2つの電極に挟まれた柔らかいコンデンサー製で、電圧を印加すると圧縮し、電圧をオフにすると元の形状に戻る。この収縮を1秒間に400回以上電圧をオン/オフすることで前進する。さまざまな種類の地形を毎秒3センチで移動可能だ。
また、マイクロコントローラーとフォトダイオードを装備しているため、白黒パターンを認識し、地面の線をたどって進める。
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