アスクル、5~8月期は増収増益 コロナ禍の不調から脱却 消毒液・マスク特需が寄与
アスクルが9月16日に発表した2021年5月期第1四半期(20年5月~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.3%増の1001億8000万円、営業利益が同2.0倍の29億9000万円、最終利益が同65.0%増の15億200万円と増収増益だった。政府が5月に緊急事態宣言を解除して以降、コロナ禍による業績の落ち込みから想定を上回るペースで回復しているという。
主力のeコマース事業で、医療機関や介護施設で消毒液やマスクなどのコロナ対策用品の需要が増したことも好決算に寄与。消費者向けECサイト「LOHACO」の収益性の改善も予定通り進んだとしている。
セグメント別の業績は、eコマース事業の売上高が980億200万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は34億4200万円(同2.7倍)に拡大した。
同事業のBtoB領域では、大企業や中堅企業からの売り上げは落ち込んだが、中小企業からの売り上げが想定以上に回復した。BtoC領域では、前年度にLOHACOを親会社ヤフーのECサイト「PayPayモール」に出店した効果が継続し、赤字幅を縮小した。今後は出荷体制を拡充し、23年5月期にLOHACO事業を黒字化する計画だ。
ロジスティクス事業の売上高は19億9100万円(前年同期比5.8%減)、営業損益は4億7900万円の赤字(前年同期は2億1300万円の黒字)だった。下半期から稼働予定の新たな物流拠点「ASKUL三芳センター」(埼玉県入間郡)の空家賃などの影響で赤字になったという。
21年5月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比1.5%増の4063億円、営業利益が4.3%増の92億円、最終利益が11.5%減の50億円に上方修正する。コロナ禍の影響で、Eコマース事業(BtoB領域)の売上成長率の低下や配送コストの増加を見込んでいたが、売り上げの増加や生産性の改善が見込めることから上方修正したという。
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