満足度の高いローコード開発プラットフォーム DOS時代にルーツを持つ国内シェアNo.1の1位は【2022年8月版】
ローコード開発プラットフォームとは、高度なコーディングのスキルがなくとも、最小限のコーディングで素早くソフトウェアを開発できるプラットフォームのことだ。アプリケーションのプロトタイプ作成からスケールアップまで容易に行える。
ソースコードに触らなくてもアプリケーションを開発できる点ではノーコード開発プラットフォームと同様だが、ローコード開発プラットフォームではドラッグ&ドロップによるビジュアルプログラミングにとどまらず、必要に応じてコーディングをすることもできるので、より高度な機能を利用できるケースが多いという。
では、ユーザー満足度の高いローコード開発プラットフォームはいったいどれだろうか? IT製品レビューサイト「ITreview」によると、1位は「Magic xpa Application Platform」だった。以下、2位「Claris FileMaker」、3位「Wagby」と続いた。
Magic xpa Application Platformはマジックソフトウェア・ジャパン社が提供する、実行エンジン型のローコード開発プラットフォーム。ソースコードを生成するソースコード型に対して、実行エンジン型は、テンプレートを基にアプリケーションを生成するタイプのツールを指す。
300種以上の業務・業種に特化したパッケージやテンプレートを用意するほか、1つのソースでWindows、iOS、Androidのネイティブアプリ開発が可能という。モバイルやWebアプリケーションを作成できるだけでなく、複雑な帳票の設計、バッチ処理といった日本企業ユーザーが業務システムに求める機能をアプリケーションとして実装できる。
デロイトトーマツ ミック経済研究所の「aPaaS(Application Platform as a Service)がけん引するローコードプラットフォームソリューション市場動向 2022年度版」によると、実行エンジン型として7年連続で国内シェアNo.1という。
ITreviewでのレビューの総合満足度は5点満点中4.4点で、「機能への満足度」の評価が4.4点と高い。その後「使いやすさ」が4.3点、「管理のしやすさ」が4.1点、「サポート品質」が4.0点と続いている。
ユーザーからは「生産管理システムは各社で異なるので、パッケージ販売されているシステムをそのままで使うのは難しく、カスタマイズで高額になる。自社にあった生産管理システムを開発するにはMagicがお薦め」「DOSの時代から使っているが、文字によるコードディング量が少ないところが助かる」「主にバッチ処理に利用しているが、どんなツールよりも簡単に早くプログラムが作れるので重宝している」「オブジェクトをモデル化できるので、汎用性の高い画面デザインや項目をモデル化しておき、部品として使用することで生産性が向上する」といった声が上がっている。
2位のClaris FileMakerは、Appleの完全子会社であるClaris International社によるローコード開発プラットフォームだ。作成したアプリはMac、Windows、iPhone、iPad、Webブラウザで動かすことができるほか、クラウド環境でもオンプレミス環境でも展開できる。JavaScriptとの親和性が高く、APIによる他システムとの連携も可能だ。
3位のWagbyは、ジャスミンソフト社が提供するローコード開発プラットフォーム。1つのモデルの設計情報からPC、タブレット、スマートフォンに対応したソースコードを生成できる。ジャスミンソフトによると初心者でも1カ月程度で業務アプリケーションの開発ができるとしている。
本ランキングは、ITreviewの「ローコード開発」カテゴリーで30件以上のレビューを獲得しているサービスの中から、満足度順に編集部で集計した。(2022年8月30日時点)
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