日本俳優連合が“生成AI”に提言 「新たな法律の制定を強く望む」 声の肖像権確立など求める
俳優・声優の権利保護活動を行う日本俳優連合は6月13日、「生成系AI技術の活用に関する提言」を発表した。著作権法の運用見直しやルール作り、「声の肖像権」の確立などを業界や国に求める。
提言内容は「国内外で活発に意見交換し、EUのAI規制を参考にしたガイドライン策定を行うこと」「著作権法の運用見直しをはかる」「AI生成作品であると明記すること」「AIの表現分野への進出について一定のルールを設けること」「声の肖像権を確立すること」。
日本俳優連合は「新しい技術の進化による人間社会の発展は望ましいこと」とする一方で、「実演家の、表現の模倣・盗用を安易に促し、職域を侵害する恐れがある」と問題視している。
「主体は人間であり、その補助をAIが行うという趣旨のもと、新たなガイドラインや法律の制定を強く望む」(日本俳優連合)
生成AIと俳優・声優を巡っては、実在の女優や女性声優などの画像を生成できる非公式のAIや、声優の声を再現できる非公式のAIボイスチェンジャーなどが販売されている。これらは、元となった人々の権利を侵害する可能性もある。
声の肖像権に類似する考え方としては、過去にも音声合成技術の発展から「発声権」が提唱されたことがある。
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