派手なヒレ持つ、新種の魚「スーパーサイヤン」 琉球大が発見 少年ジャンプの“名作漫画”が由来
琉球大学は11月27日、新種のハゼ科魚類を発見したと発表した。特徴的な模様を持つヒレが、鳥山明さんの漫画「ドラゴンボール」に登場する変身形態「スーパーサイヤ人」を想起させることから、研究チームは学名「Vanderhorstia supersaiyan」(ヴァンダーホルスティア・スーパーサイヤン)と命名した。
スーパーサイヤンは、ヤツシハゼ(Vanderhorstia)属の新種の魚類だ。石垣島沖のトワイライトゾーン(水深100~300mに広がる深海域の手前の水深帯)から釣りによって採集し、研究室で分析したところ、新種であることが分かった。なお日本語の名称(標準和名)としては、魚の色彩が「バリバリとほとばしる電気」を想起させるため、「エレキハゼ」を提唱している。
ヤツシハゼの仲間には、浅海の他、水深123mの深場に生息する種など33種がこれまで知られていたが、今回見つかった個体は水深210mのさらに深い場所で採集された。また、これまで知られているヤツシハゼ属の他種に比べて、ヒレに鮮やかな黄色の帯があるなど、多くの色彩の特徴が全く異なっている。他にも、うろこの枚数や各部位の長さなど形にも多数の違いを確認している。
研究チームは「今回発見されたような特徴的な色彩をもった魚種でさえ、これまで未発見であったことから、沖縄のトワイライトゾーンにはまだまだ未発見の未記載種や希少種が数多く生息している可能性が高い」と指摘。トワイライトゾーンの調査が未発展であることを浮き彫りにした。
この研究成果は、科学雑誌「Ichthyological Research」に11月27日付で掲載された。
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