公取委、ライバー事務所4社に注意 移籍や独立を制限か DeNA「ポコチャ」の大手取引先
公正取引委員会は12月9日、ライブ配信者のマネジメントを行うライバー事務所4社に対して、独占禁止法違反につながる恐れがある行為を注意したと発表した。
4社はそれぞれ、所属ライバーについて、契約終了後一定期間、ライブ活動を禁止したり、他事務所との契約を禁止する規定を設けており、これが独禁法で禁じる「不公正な取引方法」に該当する可能性があると公取委は判断した。
4社は「AEGIS GROUP」(渋谷区)、「Colors」(港区)、「321」(渋谷区)、「WASABI」(渋谷区)。
それぞれ、ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する配信プラットフォーム「Pococha」(ポコチャ)での取引額が上位の事務所。ポコチャは、リスナーがアプリ内通貨「コイン」を購入してライバーを応援する構造。ライバーは、自らの「ランク」に応じた時給と、リスナーの応援で増える「盛り上がりダイヤ」により収益を得る。
今回公取委は、4社が所属ライバーとの契約で、移籍や独立を制限していた規定は合理的な理由がないと判断。他のライバー事務所が人気ライバーを獲得しづらくなったり、ライバーが新たにライバー事務所を立ち上げることが困難になるといった問題を引き起こし、事務所間の公正な競争に影響を与える恐れがあるとし、独占禁止法の「不公正な取引方法」に該当する可能性があるとしている。
公取委は今後も、芸能・エンターテインメント分野における独占禁止法問題に厳しく対処していく方針だ。
【更新:2026年1月7日午後1時】掲載画像を一部削除しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
IDCFクラウドへのランサム攻撃、495の企業・自治体に影響 一部には「復元難しい」との通達も
-
2
IDCFクラウドへの不正アクセス、ランサムウェア攻撃と明らかに 運営会社が回答
-
3
バイブコーディングで作った公開中のWebアプリ、9割に脆弱性 MSの研究者など調査
-
4
損保ジャパン、約6万件漏えいか 大和証券・シチズンと同じ委託先への不正アクセスで
-
5
IDCFクラウドに不正アクセス 東日本の第1リージョンで障害
-
6
相次ぐ不正アクセス受け、古川デジタル相がコメント 国民に3つのサイバー対策呼び掛け
-
7
Google広告の代理店アカウントに不正アクセス 顧客アカウントからカジノ広告無断配信 パスキー設定も侵入許す
-
8
HIS子会社からパスポート情報流出か、最大627人分 昨年の不正アクセスを公表
-
9
ChatGPT、無料版を含む全ユーザーに「GPT-6」 回答内に“操作できる画面”を生成する「Intelligent UI」搭載
-
10
ニッスイ子会社で入出荷停止 IDCFクラウド影響か 委託先データセンターに不正アクセス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR