Boston Dynamicsのヒト型ロボット「Atlas」に「Gemini Robotics」搭載 Hyundaiが自動車工場に配備へ
米Boston Dynamicsは1月5日(米太平洋時間)、米Google DeepMindとの新たなAIパートナーシップを発表した。同社が開発を進めるヒト型ロボット「Atlas」にGoogle DeepMindのAI技術を統合し、知覚・推論・行動能力を大幅に高めることが目的という。DeepMindが開発するロボット向け基盤モデル「Gemini Robotics」をAtlasに適用し、多様な産業タスクの遂行を可能にしていく計画だ。
DeepMindのGemini Roboticsは、「Gemini」を基盤に、視覚・言語・行動を統合したロボット制御能力を提供するもので、Atlasの柔軟な動作や自律的な判断と複雑なタスク実行を司る脳の役割を担う。
Atlasは、Boston Dynamicsが長年研究開発を進めてきた二足歩行のヒト型ロボット。最新世代は完全電動化されており、56自由度の関節とタクタイルセンサー、360度カメラによる周囲認識を備え、自律ナビゲーションや動作計画を可能にしている。また、バーコードスキャンやワークフロー統合といった産業用途向け機能も想定されており、連続稼働のための自動バッテリー交換機能も実装されている。こうした設計は既存の工場設備内での素材取り扱いなどに対応することを意図している。重量のある荷物の持ち上げや材料搬送といった反復作業にも対応可能で、従来の産業用ロボットとは異なるユニバーサルな自律作業能力を目指しているという。
Boston Dynamicsを傘下に持つ韓国Hyundai Motor Groupは、2028年から米国工場にAtlasを配備し、自動車生産の部品シーケンシングや組み付け作業への適用を計画している。
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