Apple、「Mac mini」の米国内生産を開始 ヒューストンで製造、サプライチェーン多元化へ
米Appleは2月24日(現地時間)、「Mac mini」の一部モデルを米国内の工場で製造すると発表した。米国内の先進的な製造施設で生産を開始し、サプライチェーンの強化と国内投資の拡大を図るとしている。
同社は、これを米国での製造基盤の拡充を進める取り組みの一環とし、高度な自動化設備や熟練労働力を活用して生産体制を整備すると説明した。これにより、同社の米国内サプライヤー網の活用を拡大し、雇用創出や研究開発との連携強化につなげる狙いがあるとしている。
背景には、半導体を中心とするサプライチェーンの地政学的リスクによる懸念がある。米New York Timesは、台湾が世界の先端半導体の大半を生産している現状を踏まえ、中国による台湾封鎖や侵攻が起きた場合、米テクノロジー産業と世界経済に深刻な打撃を与える可能性があると報じている。米政府は近年、国内での半導体生産拡大を後押ししており、Appleを含む大手テクノロジー企業に対しても国内調達の拡大を要請してきた。
Appleはこれまでにも米国内への投資拡大を表明しており、今回のMac miniの国内製造はその具体策の1つと位置付けられる。高度化する半導体製造や部品調達の多元化が進む中、同社がどこまで米国内生産を拡大できるかが注目される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR