速いテンポで作業効率アップ、遅いテンポでリラックス──音楽による脳活性化効果、カシオと東大が検証
カシオ計算機と東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)は3月9日、楽曲のテンポと脳活性化効果の検証結果を発表した。速いテンポで作業効率が上がり、遅いテンポではリラックス効果が得られることを確認したという。
カシオの光ナビゲーションキーボード「LK-530」を使用し、30人の被験者に収録楽曲を聴かせて、認知課題を実施。脳血流測定用のNIRSシステム、心拍センサー、アイトラッカーを用いて測定した。
テンポの異なるクラシック曲(BPM150/BPM60)やメトロノーム音、無音音源を使って比較したところ、音楽のテンポによって脳の活動や覚醒水準が変わることが分かった。特に、自己状態の調整に関わる背内側前頭前野(DMPFC)の活動や心拍の変化はテンポに依存して変わり、速い音楽では体と脳の覚醒レベルが高まる傾向が見られた。
カシオ計算機は「今後、音楽を活用した新たなソリューション開発の可能性を示唆している」としている。
研究成果は3月7日からカナダのバンクーバーで開催されている国際学会「Cognitive Neuroscience Society 2026(CNS2026)」で発表した。
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