創業80年の企業も「BeReal」不適切投稿で謝罪 取引先が巻き込まれ対応に苦慮
1945年創業の建設機械部品の製造販売会社、森康(石川県小松市)は4月30日、社員がSNSアプリ「BeReal」を不適切に利用し、社内や関係者の情報が外部に公開されたと明らかにした。X上で拡散した画像には取引先の河内金属製作所(大阪府枚方市)の社名も出ていたため同社も問い合わせ対応に追われた。
X上で当該投稿として拡散している画像には、社内メールを表示したモニター画面や見積書とみられる紙が写っており、見積書には河内金属製作所と書かれていた。
森康は「弊社の情報管理体制およびコンプライアンス意識の不十分さに起因するもの」として謝罪し、河内金属製作所についても「一切の非はなく、すべては弊社の管理不備により発生したもの」と説明している。
投稿はすでに削除済みで、現在は事実関係と影響範囲の特定に向けた調査を進めているという。投稿した社員に対しては「社内規定により厳正に対処」する。また全社員にSNS利用についての教育を徹底し、情報管理体制の抜本的な見直しも行うとしている。
一方、巻き込まれた形の河内金属製作所も同日、声明を出して事実関係を確認中であると明らかにした。同社にはメールと電話で問い合わせが殺到し、業務に支障がでたため、Webサイトのフォーム受付を停止したという。
BeRealは10~20代に人気のSNSで、1日1回ランダムに届く通知から2分以内に撮影・投稿すると、その日は「ボーナス投稿」として任意のタイミングで投稿できる仕組み。写真はスマホの前面と背面にあるカメラで同時に撮影され、加工は不可。フィードも非公開だが、閲覧した友人がキャプチャーしたとみられる画像が他のSNSで拡散されるケースが増えた。
4月21日に仙台市教育委員会は市立小学校に勤める教員の一人が不適切なSNS投稿を行っていたと公表。この教員は「BeRealの通知が来て、深く考えずに投稿してしまった」と話していたという。また30日には西日本シティ銀行が、Xで拡散していた支店内部を撮影・投稿したとみられる動画が職員による投稿だったと認めて謝罪している。
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