ドローン攻撃受けたAWS中東(UAE)リージョン、復旧には数カ月かかる見込み
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、攻撃を受けた中東(UAE)リージョンの復旧には数カ月かかると。状況を約2カ月ぶりに報告」(2026年5月7日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃に端を発した紛争により深刻な被害を受けた中東(アラブ首長国連邦 UAE)リージョン(ME-CENTRAL-1)の状況を、約2カ月振りに報告しました。
その報告で、復旧のプロセスには数カ月かかる見込みだとしました。
AWSは中東においてバーレーン(ME-SOUTH-1)とUAE(ME-CENTRAL-1)、そしてイスラエルの3つのリージョンを展開しています(下図中央の白い丸は、計画中のサウジアラビアリージョン)。
AWSの報告によると、3月の紛争開始直後にUAEリージョンがイランによるドローンの直接攻撃を受け、バーレーンリージョンでも施設の近くでドローンの攻撃がありました。
これにより、特にUAEリージョンでは3つのアベイラビリティゾーンのうち2つが著しい機能障害に陥ったと報告され、中東リージョンにあるワークロードを今すぐに別のリージョンに移動させることが強く推奨されました。
参考:AWS、中東でデータセンター施設がドローンの直接攻撃を受けたことを公表。3つのアベイラビリティゾーンのうち2つが著しく損傷
現在は請求停止中、復旧には数カ月かかる見込み
この3月初旬の報告以来、中東リージョンの状況報告はしばらく途絶えていましたが、4月30日に約2カ月振りに最新状況が報告されました。
以下がその内容です。現時点で請求は一時的に停止されていること、復旧にかかるプロセスは数カ月かかる見込みであることが示されました。
Apr 30 12:25 AM PDT We are providing an update on the ongoing service disruption. The Middle East (UAE) Region (ME-CENTRAL-1) has suffered damage as a result of the conflict in the Middle East and is currently unable to reliably support customer applications. While some workloads continue to function normally, we strongly recommend customers migrate all accessible resources to other Regions and restore inaccessible resources from remote backups as soon as possible. Relevant billing operations are currently suspended while we restore normal operations in this AWS Region. This process is expected to take several months.
4月30日 午前0時25分 PDT 進行中のサービス障害について最新情報をお届けします。中東(UAE)リージョン(ME-CENTRAL-1)は中東紛争の結果、被害を受け、現在はお客様のアプリケーションを安定してサポートできていません。一部のワークロードは通常通り動作しているものの、お客様にはすべてのアクセス可能なリソースを他のリージョンへ移行し、アクセスできないリソースはリモートバックアップからできるだけ早く復元することを強く推奨します。関連する請求作業は現在、AWSリージョンを通常運用へ復旧する間一時停止されています。このプロセスには数か月かかる見込みです。
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