原子力規制庁、2025年度に業務用スマホ10台紛失 2台は未発見「原発や核情報含まず」
原子力規制庁は2025年度の1年間に、職員に貸与している業務用スマートフォンの紛失事案が計10件あり、うち2台がいまも見つかっていないことを明らかにした。5月19日、同庁緊急事案対策室が取材に応じた。
同室によると、紛失中の2台からの情報漏洩は確認されていないという。すでに発見されている8件を含め、紛失者や紛失の状況などの詳細は未公表だという。
同庁は業務用スマホを約600台保有する。地震などの災害発生時に、原発の安全を確認するための緊急連絡用として職員に貸与されている。
紛失が確認されたのはいずれも職員に貸し出された端末だったが、「原発の構造や核に関する情報などが入れられているものではない」(同室担当者)という。
ただ、「機密情報が入っていないものの、個人情報は含まれるものであり、徹底した管理が求められる」(同)ことから、紛失が相次ぐ事態を同庁は重く見ている。
そこで、「紛失時には厳重注意し、周知するなど対策を取っており、再発防止に努める」(同)と話している。
同庁を巡っては25年11月、職員が私用で訪れた中国で業務用スマホを紛失していたことが今年1月に報じられた。スマホには機密性が高いため公表していない核セキュリティ担当部署の職員名や連絡先が登録されていたという。
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