Google、検索サービスのプライバシー設定を刷新 レンズ画像や音声もデフォルトで保存対象に
米Googleは、検索、マップ、ショッピング、フライト、ホテル、翻訳、ニュースなどの「Google検索サービス」全体を対象に、履歴の保存とパーソナライズに関するプライバシー設定を刷新する。6月9日ごろからユーザー宛にメールで告知した。サポートページによると、変更は今後数カ月かけて段階的にGoogleアカウントに反映していくという。
これまでこれらのサービスの履歴保存とパーソナライズは「ウェブとアプリのアクティビティ」という1つの設定でまとめて管理されていたが、今後は「検索サービス履歴」と「パーソナライズされたおすすめ表示」の2つの独立した設定に分離される。
前者は検索やマップ操作などの履歴をGoogleアカウントに保存するかどうかを、後者はその履歴や他のアカウント情報に基づいてパーソナライズされた検索結果やおすすめを表示するかどうかを、それぞれ個別に制御できるようになる。
注意が必要なのは、新設定で保存対象が大幅に広がる点だ。従来のテキストベースの検索履歴に加え、「検索サービス履歴」がオンの場合は、「Googleレンズ」で検索した画像、「検索Live」の音声録音、「Google翻訳」の発音練習の音声、アップロードしたファイルや動画などのメディアもGoogleアカウントに保存されるようになる。しかも、現在「ウェブとアプリのアクティビティ」をオンにしているユーザーは、移行時に「メディアを保存」サブ設定も自動的にオンになる。つまり、多くのユーザーは自分で設定を変更しない限り、メディアの保存にオプトインした状態で移行することになる。
保存されたメディアは、過去のGoogleレンズ検索の再確認などユーザー体験の向上に使われるほか、生成AIモデルのトレーニングやサービス改善にも利用される。Googleによると、AIモデルのトレーニングに使う際はデータをアカウントから切り離し、個人情報や機微情報を除去するフィルターを適用するという。
新しい2つの設定は、既存の「ウェブとアプリのアクティビティ」や「検索のパーソナライズ」の設定状況をそのまま引き継ぐため、基本的にユーザー側での対応は不要だ。自動削除の期間も引き継がれる。ただし、メディアの保存を望まないユーザーは、移行後に「検索サービス履歴」内の「メディアを保存」サブ設定を手動でオフにする必要がある。設定はGoogleアカウントの「データとプライバシー」から、または「Google マイ アクティビティ」の検索サービス設定ページから管理できる。
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