アマゾンで偽造品「相乗り出品」巡る訴訟 医療機器販売会社などが最高裁に上告
大手通販サイト「Amazon」に医療機器の偽造品が出品されたのに適切な対応を取らず、売り上げが減少したとして、医療機器製造・販売会社2社が運営会社「アマゾンジャパン」(東京)に計約2億8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側が5月27日の東京高裁判決を不服として最高裁に上告したことが6月15日、関係者への取材で分かった。9日付。
原告は血中酸素濃度測定機器パルスオキシメーターの販売会社「エクセルプラン」(神戸市)と製造会社「トライアンドイー」(同)。高裁判決などによると、新型コロナウイルス禍の2021年、同社の製品が販売されていたアマゾンのサイトで、異なる事業者の出品が同一ページに表示される「相乗り出品」として、中国製の安価な偽造品が複数販売された。エクセル社がアマゾンに連絡したが対応はなく、商標権侵害を申告するとページ全体が削除され、販売できなくなった。
一審の東京地裁は、アマゾン側が、「合理的な理由なく出品を削除しない義務」に違反したと認め、3500万円をエクセル社に支払うよう命じた。一方、高裁は不正行為に対する具体的な対応の内容は、アマゾン側の裁量に委ねられると指摘。損害は一部にとどまるとして、賠償額を約200万円に減額していた。
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