Cursor、iOSアプリを公開──スマホからAIコーディングエージェントを操作可能に
AIコーディングツール「Cursor」を手掛ける米Cursor(法人名はAnysphere)は6月29日(現地時間)、同ツールのネイティブiOSアプリをパブリックベータとして公開した。スマートフォンからクラウド上で動くAIエージェントを起動したり、自分のPCで実行中のエージェントを遠隔操作したりでき、外出先でも開発作業を進められるのが特徴だ。差分の確認やPRのマージもアプリから行える。
Cursorは、コードの生成からレビューまでをAIエージェントに任せられるAIコーディングツール。2022年の創業以来、開発者向けツールとして急成長してきた。
モバイルアプリ提供により、開発者はノートPCの前を離れられなかった状況から解放されるとしている。アプリでリポジトリを選べば、デスクトップ版と同様にエージェントを起動でき、好みのフロンティアモデルの選択や、音声によるアイデア入力、スラッシュコマンドによる指示にも対応する。PC上で実行中のエージェントは「Remote Control」機能でスマートフォンから引き続き操作でき、離席中もマシンに接続し続けるためにPCをスリープさせない設定も用意した。
エージェントの作業状況は、ロック画面の「Live Activities」や、作業完了時、入力待ち時、レビュー可能時のプッシュ通知で把握できる。クラウドエージェントはデモやスクリーンショット、ログも生成し、ユーザーは結果を確認した上で差分をチェックし、追加指示やPRのマージをアプリから直接実行できる。ローカルとクラウド間でエージェントの実行環境を引き継ぐことも可能だ。
想定する活用シーンとして、昼休みなどの緊急オンコール対応や、外出中に報告された顧客のバグ対応、Xなどに投稿されたフィードバックにスクリーンショットと注釈を付けてエージェントに渡す使い方などを挙げている。
iOSアプリはすべての有料プランでパブリックベータとして利用できる。7月5日まで、モバイルアプリ上での「Composer 2.5」の実行料金が75%オフになる。
なお同社を巡っては、米SpaceXが約600億ドルで買収すると発表されている。買収完了後はCursorがSpaceXの完全子会社となる見込みで、完了時期は規制当局の承認を前提に2026年第3四半期が予定されている。
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