Meta、Facebookに無料の認証バッジ「Facebook Verified」 自撮り動画で登録、「Meta Verified」とは別
米Metaは7月24日(現地時間)、Facebookアカウントのユーザーが実在する人間であることを示す無料の認証バッジ「Facebook Verified」を発表した。一部の国と地域から段階的に提供を始め、グローバルに拡大していく計画だ。
認証には短い自撮り動画を使う。ユーザーが動画を撮影し、Metaが動画と既存のプロフィール写真を照合し、同一人物と判断できれば認証する仕組みだ。無料で、通常は数分で完了するとしている。
対象は18歳以上のFacebookユーザーで、詐欺や欺まん的行為を禁じるコミュニティ規定を順守していることが条件となる。不正利用が疑われるアカウントは対象外。ページやProModeのアカウントも対象外だ。
バッジはまずMarketplace、マッチング機能「Dating」(日本では未提供)、グループ、プロフィールに表示する。フィードの投稿にも追加する予定だ。サブスクリプション料金はかからず、一度認証すれば、対応するFacebook内の各機能で同じバッジが表示される。公式ブログの画像では、白い円の中に黒いチェックマークを配置したデザインになっている。
同社は、AIによってコンテンツやプロフィール、メッセージの生成が容易になる中で、プロフィールの向こう側に実在の人間がいることを知る手段を提供したいと説明。Marketplaceでの購入前や、Datingで会うかどうかを判断する前の手掛かりになるとしている。
一方で、バッジはFacebookがそのユーザーを推奨したり、信頼できることを保証したりするものではないと明記している。
リリースには自撮り動画や生成された顔データの保存期間、AIの学習への利用の有無についての記述はない。Metaはヘルプセンターで、本人確認に顔認識技術を使う場合、顔の特徴を数値化した「エンベディング」を本人確認のみに使用し、照合が終わり次第削除すると説明している。ただし、この説明はアカウントの不正アクセス時などの本人確認を対象としており、Facebook Verifiedについて説明したものではない。
なお、Metaは2023年2月に、政府発行のIDで本人確認する有料サブスクリプション「Meta Verified」を発表している。今回のFacebook Verifiedは無料で、認証方法もセルフィー動画のみと異なる。
証明する内容も異なる。Meta Verifiedが「名乗っている人物本人か」を確認するのに対し、Facebook Verifiedは「実在する人間が利用しているか」だけを確認するもので、本名かどうかは担保しない。バッジも、Meta Verifiedの青いチェックマークとは見た目が異なる。
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