Google、「Nano Banana 2.1」公開 APIの画像出力料金は「Nano Banana 2」の約半額に

 米Googleは10月6日(現地時間)、画像生成・編集AIモデル「Nano Banana 2.1」を発表した。2月に公開した「Nano Banana 2」(Gemini 3.1 Flash Image)の更新版だ。「Gemini」アプリ、Google検索の「AIモード」、「Google AI Studio」、「Flow」、「Stitch」、「Google広告」、「Gemini Enterprise Platform」で同日から順次提供を始めた。

(画像:Google)

 Googleによると、新モデルは従来モデルをすべての面で上回り、特にビジュアルデザイン、マスクベースの編集、被写体の一貫性が向上したという。

 同日公開のモデルカードによると、Nano Banana 2.1は「Gemini 3.6 Flash」をベースにしている。テキストと画像を入力でき、コンテキストウィンドウは最大100万トークン。

 Googleが人間による比較評価で算出したEloスコアでは、テキストからの画像生成の総合評価で、Nano Banana 2.1(Thinking有効時)は1050となり、Nano Banana 2(Thinking有効時)の990、上位モデル「Nano Banana Pro」(Gemini 3 Pro Image)の935を上回った。インフォグラフィックの事実の正確さ(自動評価)は0.521で、Nano Banana 2は0.179、Nano Banana Proは0.265だった。画像編集分野でも、複数キャラクターの一貫性が1106(Nano Banana 2は978、Nano Banana Proは1011)、マスクや手書きによる指示での編集が1049(同965、927)となるなど、評価した7項目すべてで両モデルを上回った。

ベンチマーク結果(画像:Google)

 一方で、小さな文字や長い段落の描画がぼやけることがあること、入力画像と生成画像の間でキャラクターの一貫性が常に完全ではないこと、左右など空間的な位置関係を取り違える場合があることなどを、引き続き改善が必要な課題として挙げている。

 検索のAIモードでは、Googleアプリの検索ボックス下にあるバナナのアイコンから利用できる。

Googleアプリのバナナアイコン

 開発者向けには、Gemini APIでモデルID「gemini-nano-banana-2.1」として提供する。無料ティアはなく、有料ティアのみで利用できる。料金は100万トークン当たり入力が1.50ドル、テキストと思考の出力が7.50ドル、画像出力が30ドル。画像1枚当たりに換算すると、1K(1024×1024ピクセル)が0.0336ドル、2K(2048×2048ピクセル)が0.0504ドル、4K(4096×4096ピクセル)が0.0756ドルとなり、Nano Banana 2(1Kが0.067ドル、2Kが0.101ドル、4Kが0.151ドル)のほぼ半額となる。ただし入力料金はNano Banana 2の0.50ドルから1.50ドルに上がった。Batch APIを利用する場合の料金はいずれも半額となる。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR