トランプ大統領、Googleに「大西洋」の改名を打診 ピチャイCEOが「大洋は勘弁を」と難色
ドナルド・トランプ米大統領は10月21日(現地時間)、サウスカロライナ州ペンドルトンで開いた中間選挙の集会で演説し、大西洋の名称変更をGoogleに打診したものの、同社のスンダー・ピチャイCEOに断られたと明かした。
トランプ氏はまず、自身が「メキシコ湾」を「アメリカ湾」(Gulf of America)に改称したことや、最近「オンタリオ湖」も改称したことを振り返った。湖については当初「Lake of America」としたものの、「of」は不要だとして「Lake America」にしたと説明した。その上で「湖と湾を手に入れたので、次は川と大洋が必要だ」と語った。
トランプ氏は、対象となる大洋は大西洋と太平洋の2つだけだと前置きした上で、大西洋の改称を真剣に検討したと述べた。「湖の件で素晴らしい対応をしてくれた」というGoogleに電話し、ピチャイ氏と直接協議したことを明かした。トランプ氏によると、大西洋の変更に対応できるかと尋ねたところ、ピチャイ氏は「大洋は話が別です、大統領。非常に多くの国々にまたがっているのです。どうかそんな依頼はなさらないでください」と答えたという。
トランプ氏は「おそらく見送るつもりだ」と述べ、大西洋の名称はそのままにするとした。一方で、太平洋は「アメリカ洋」(American Ocean)と呼ぶつもりだとも語った。
トランプ氏は2025年1月20日、メキシコ湾をアメリカ湾に改称する大統領令に署名した。米地質調査所(USGS)が管轄する公式地名データベース「GNIS」の名称変更を受け、Googleは同年2月、米国内のGoogleマップでの表記を「Gulf of America」に変更した。2026年8月27日には、米国とカナダにまたがるオンタリオ湖を「アメリカ湖」(Lake America)に改称する大統領令に署名し、Googleは同29日、米国内の表記を変更すると発表した。Googleは、米国内の地名はGNISなど各国政府の公式情報源に合わせて更新しているとし、国によって名称が異なる水域は利用地域に応じて表示を切り替えている。
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