広報女子 meets ミスキャンパス
【最終回】ミスコン出場のきっかけは社会貢献活動
インターネット企業の広報担当者とミスキャンパスが対談する連載企画。最終回は、エキサイトで広報を務める高橋由佳さんと、東洋大学の相澤遥佳さんが、仕事や将来に対する思いなどを話し合った。
4度の転職を経てネット業界に
「実は今の会社が5社目なのですよ」。そう笑いながら高橋さんは話す。社会人のキャリアをホテル業界でスタートし、美容業界、広告業界などを経て、2004年にポータルサイトを運営するエキサイトに入社した。
最初の5年間は役員のアシスタントを、3年前から広報を担当している。「しっかりとした体制があれば、『広報とはこうあるべき』という考え方だったり、仕事の進め方だったりを教えてくれるものですが、当時は引き継ぎもあまりできなかったため、一から全部自分でやらなければならない状況でした」と高橋さんは振り返る。
そうしたときに、他社の広報と接する機会があったことは大きかったという。彼らから学ぶ中で感じたのは、広報という仕事は明確な境目がなくて、どこまでやるべきなのかということを自分で決められるということだった。「会社によっては、広報はあくまでも黒子に徹するべきだとするところもあれば、記者や他社広報と積極的にコミュニケーションをとり、自らが前面に出て行くことをよしとするところもあるのだなと思いました」と高橋さんは話す。もちろん仕事なので、ある程度の秩序を持つなど、バランスが大切なのだという。
ミスキャンの先輩に憧れて
相澤さんは、東洋大学 経済学部の3年生。ゼミでは、アントレプレナーやソーシャルキャピタルなどのテーマについて勉強している。2011年にはミスキャンパスのコンテストに出場し、グランプリを受賞した。それに伴い、各大学のミスキャンパスが集まってNPOやNGOの広報活動を支援する団体「Sweet Smile」に所属している。
Sweet Smileの具体的な活動として、例えば、フェアトレードの会社が主催するファッションショーのモデルとして出演したり、国際貢献活動をする学生団体のイベントで司会をしたりする。
「ミスキャンパスになるためには、いろいろな人に応援してもらったり、協力してもらったりすることが多いです。その恩返しとして何ができるのか考えたとき、私たちの発信力を生かして、困っている人たちや団体の広報面を支援することができるのではないかと」(相澤さん)
そもそも相澤さんがミスキャンパスのコンテストに出場したきっかけは、1年生のころにSweet Smile初代代表の山崎ひな子さん(2008年のミス法政大学)に出会い、彼女に憧れるとともに、社会貢献を通じたSweet Smileの活動にかかわりたいと思ったことだという。そんな相澤さんも現在は3代目代表を務めるまでに至った。
世界を舞台に
大学3年生の冬というと、就職活動がいよいよ本格化する時期だ。やりたい仕事について、相澤さんは具体的なイメージはついていないものの、日本という枠にとらわれず、世界で活躍できる人になりたいという目標がある。「海外を旅行すればするほど日本の良さが分かります。日本の文化や最先端の技術など、日本から世界に発信していくことにかかわっていきたい」と相澤さんは思いを語る。
一方で、Sweet Smileで携わっている広報の仕事にも興味を持っているという。例えば、イベントをするときには、Twitterで事前に情報を配信したり、Facebookで集客したり、ブログでレポートを書いたりと、ソーシャルメディアを積極的に活用して情報発信している。こうした経験を生かせるのではないかと考える。高橋さんも「ソーシャルメディアの活用は、古い体質の会社だとそういった発想がなかったりします。若い世代だからこそできる手法は新鮮で重要です」と応じる。
高橋さんは続ける。「広報の仕事に限らず、仕事は自分自身が楽しめるものであった方がいいと思います。私はたくさん転職をしてきましたが、心掛けていたのは、不満を持ちながらダラダラと仕事をしないということです。楽しみながら仕事をしていきたいと。もちろん、自分の思い通りにならなかったり、うまくいかなかったりすることもありますが、そのときに愚痴や文句を言いながら仕事をするのではなくて、自分らしく輝いて、楽しく仕事をすることが肝要です。それができるかどうかは自分次第です」。
最後に、相澤さんはインターネット企業にどのようなイメージを持っているのか聞いてみた。回答として、「忙しい」「給料が高い」「働いている人が生き生きしていて面白い」「独立する人が多い」「変化対応力がある」といったものが挙がった。
一方で、さまざまな業界を見てきた高橋さんにとって、インターネット企業の良いところは何か。「基本的に24時間体制の世界なので、臨機応変に時間を使えるところでしょうか。以前いた会社は、始業時間とお昼休みの前後にチャイムが鳴るなど、学校みたいでした。今は、ランチも混雑の時間を避けられますし、自分の業務スケジュールに合わせて予定を組み立てられます」と話した。
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