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» 2015年07月06日 00時00分 公開

「Surface 3」は企業でどれだけ使えるの? ITmediaの現役情シスが試してみた

このほど発売されたマイクロソフトの最新タブレット「Surface 3」。フルバージョンのWindows 8.1を備えているとはいえ、ビジネスの場でどれほど“使い物”になるのでしょうか。アイティメディア情シス担当者・イシノが徹底検証してみました。

[PR/ITmedia]
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photo Surface 3

 日本マイクロソフトがこのほど個人/法人向けに発売したオリジナルWindowsタブレット「Surface 3」。「フルバージョンのWindowsが使える本格的な2-in-1端末」ということで、ビジネスで使う端末として注目している方も多いのではないでしょうか。

 かくいう私、ITmedia ニュース編集部員・ハルナもその1人。製品発表会に行ったその場で触らせてもらい、すっかり気に入ってしまいました。そんなわけで「これ、業務端末として選定する上でどうですか?」――と、当社の現役情シス・イシノさんに直撃してみたのでした。

「これ、どうなのかなぁ」――慎重派の情シス・イシノの“心配”

編集部・ハルナ イシノさん、お疲れさまです! 実は質問がありまして……。突然ですが、マイクロソフトの「Surface 3」ってどう思いますか?

情報システム部門・イシノ こりゃまた唐突だね。その心は?

ハルナ この間発表会に行って、ビジネス向け端末としてすごくいいんじゃないかと思ったんです。そもそもうちのノートPC、タッチパネルが使えないじゃないですか。Surface 3なら普段はタブレットとして使えるし、キーボードカバーを使えばモバイルPCとしてもばっちり。これは取材の時に便利だと思ったんです。それに営業部のタカギさんも「プレゼンテーションで使いたい」って言ってましたよ!

イシノ なるほどね。しかしSurface 3かぁ……。発表会の記事を読んで「面白いデバイスかも」とは思ったけど、ビジネスでどれだけ使えるのかは、正直ちょっと不安だね。

ハルナ そうなんですか? でもSurface 2までと違ってフルバージョンのWindows 8.1を備えているし、うちの会社で使っている業務アプリケーションもバッチリ動くはずですよ。

イシノ まあね。でも細かいかもしれないけれど、CPUがCoreシリーズじゃなくてAtomなのが気になるかな……。情シスとしては、導入してから社員に「使い物にならない」なんて言われたら困るからね。それにスペック表を見ると「けっこう重いかも」って。今はノートPCでも1キロ程度の軽いものがいろいろ選べるしね。

情シス・イシノから見た「Surface 3」の心配ポイント

  • Atomプロセッサでどこまで業務に耐えうるの?
  • 実はそこまで軽くないんじゃ?
  • フルバージョンのWindows搭載だからバッテリーが持たないんじゃ?
  • Mini DisplayPortが付いてるのは嬉しいけれど、外部ディスプレイとの相性はどうなんだろう。

ハルナ ぐぐぐ……。でも、そんな心配性のイシノさんのために、実はマイクロソフトからSurface 3を1台お借りしてきました! なのでこれから1週間使い倒して検証してみてください。

イシノ あっ、はい(どうして僕が試す流れになっちゃったんだろう)。

試用3日目……イシノ「これ、意外と“普通”に使えるかも」

ハルナ Surface 3、実際使ってみてどうですか?

イシノ そうだね。まず気になっていたのはCPUの応答性だけど、やっぱり他のPC(Coreプロセッサ搭載マシン)と並べて使っていると「少し遅い」と感じるかな。

 ただし、WebアプリケーションやOfficeソフトを用いた日常的な業務が「遅くて効率が下がる」というわけでは決してない。ある意味、絶妙なバランスと言えるかも。

ハルナ なるほど。他の点はどうでしょう?

イシノ キーボードカバー(タイプカバー)は思ったよりいいね。最初は少しとまどったけど、少し慣れれば普通に使える。

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 あと心配だったのが「バッテリーの持ち具合」だけど、これは文句なしにすごくいい。思っていたよりも相当持つね。あえて難点を付けるとすれば「充電にもそれなりに時間がかかる」ということだけど、microUSBポートを採用しているので専用充電器でなくても充電できるのは重宝しそうだね。

ハルナ 確かに私のように外出が多い社員の場合、いつでもどこでも充電できるというのはポイント高いです。

イシノ 業務現場の社員から見るといろいろメリットがありそうだね。あとはMini DisplayPort経由で外部ディスプレイに出力して、大画面で使えるのもいい。出力先の外部ディスプレイだけ解像度を高くする設定もアプリケーションによってはできるみたいだし。

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 ただ、現時点までで感じたことの総括としては「普通」……かなぁ。少し動作が遅いだけで、ノートPCとして普通に使えるといった感じ。

ハルナ まぁまぁ、まだ3日目じゃないですか。

イシノ そうだね。今まではノートPCのサブ的に使っていたけど、あと4日間はできるだけ「Surface 3だけ」で仕事をしてみることにするよ。

試用7日後……イシノ「これ、“働き方そのもの”を変えるかも」

ハルナ イシノさん、お疲れさまです。そろそろ返却しなくちゃなので……って、イシノさん?

イシノ ……いや、これ、いいよ

ハルナ こ、この前から何かあったんですか?

イシノ この数日ほとんどSurface 3だけで仕事をしてみたんだけど、通常使用においては「止まって何も作業ができない」という状況にはまずならなかった。メモリが4Gバイトというのも心配していたけど、Windows 8.1自体が省メモリで設計されているからか、メモリ不足で処理が遅いと感じることは少なそう。

 いや、これ、本当によくできてるよ。正直ちょっとほしくなった(笑)

ハルナ いきなりベタ褒めじゃないですか! でも、これ1台だけで困ることって本当になかったんですか? 例えば本体がやっぱり重く感じるとか、キーボードをずっと打っていると疲れる……とか。

イシノ 端末本体も思っていたより軽くて取り回しやすそうだし、タイプカバーも慣れたら全然大丈夫だね。薄さのわりに剛性もあるし、ちゃんと角度が付くようになっているから、その辺の見た目がいいだけの薄型ノートPCなんかよりタイピングしやすい。パームレストはすぐにテカテカになりそうだけど、そこはご愛嬌かな(笑)

 あと情シスの視点で特にありがたいと思ったのは、今回貸してもらった法人向けモデルは「Windows 8.1 Pro」を採用していること。つまり、うちを含めた多くの会社が使っているActive Directoryのドメイン下で管理できる。それに社員が外出先で使うことを想定しても、BitLockerなどの暗号化機能やTPM(セキュリティチップ)を搭載しているのはありがたいね。

ハルナ 確かに、そういうセキュリティ機能はノートPCでも全機種が備えているわけではないですもんね。

イシノ うん。それに、Surface 3を使い続けていたら普通のノートPCではできないことのメリットも強く感じられるようになってきた。例えばオプションの「Surfaceペン」。Surface 3本体とペアリングすればボタン1つでOffice OneNoteが立ち上がり、いつでもメモを取れるのは便利かもね。

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ハルナ 手書きメモとか、ちょっとした思いつきを書き留めておく時に重宝しそう……。ところで、業務アプリケーションの使い勝手はどうでしたか?

イシノ マイクロソフトの端末だから当然かもしれないけど、Officeソフトはばっちり動く。それに作成したファイルがOneDriveにすぐ同期されるのも便利だね。

 クラウドストレージも試しにいろいろ使ってみたけど、Dropboxを使ってみた時は動作の遅さを感じたから、もしかしたらOneDriveの利用に合わせて最適化されているのかもしれない。そういう点も含めて、マイクロソフトの各種ソフトやクラウドと組み合わせて使うのなら、かなりよくできたデバイスだと思ったよ。

情シス・イシノがまとめた「Surface 3を使って感じた3つのポイント」

【1】使い心地

少し遅いと感じるが、通常使用で困ることはあまりない。それよりも、高解像度ディスプレイによるテキストの視認性のよさ、横向きでの使いやすさを考慮した3対2のディスプレイ、汎用的なモバイルバッテリーなども使える充電ポート、十分に長いバッテリー駆動時間、打ちやすいキーボード、持ち運びが苦にならない重さ……など「実用的な2-in-1端末」を目指したことがしっかりと感じられる。

 

【2】Surface Pro 3とどう違う?

Surface Pro 3との決定的な差は「電源要求」だと感じる。社員が直行直帰などを行う場合にはACアダプターの持ち歩きが欠かせないSurface Pro 3と比べて、モバイルバッテリーや他のUSBアダプターなどで充電できるSurface 3は、より多くのユーザーをカバーできる可能性がある。

「Surfade Pro 3の下位モデルとの差別化が難しいのでは?」と考えていたが、Surface Pro 3は「薄くて軽いノートPC」、Surface 3は「フルバージョンのWindowsが動くタブレット端末」と、製品の立ち位置に明確な違いが感じられた。

 

【3】まとめ

これまでWindowsが訴求してきた「高機能/高性能なデバイス中心の業務」から、「あくまで手元のデバイスはクラウドサービスへのアクセス手段の1つ」と立ち位置を変えることで、自由度の高いワークスタイルを提供していくマイクロソフトの本気具合が感じられた。

また、x86アーキテクチャを採用したことでフルバージョンのWindowsアプリを動かせるようになり、既存の業務システムを使い続けながら端末をリプレースしたり、(自社の状況に合わせて)効果的な部分から新たなワークスタイルに移行するといった、柔軟な対応が可能になる。


ハルナ おおっ。ということは、業務端末としてもかなり使えそうということですか?

イシノ そうだね。それだけじゃなくて、正直言って最初は「普通」だと感じたけど、ここまで使えば使うほど「とがってる」と感じる製品は珍しいかも。クラウドとの組み合わせが利用の前提になっているから、導入する企業としては「ワークスタイルを変えるきっかけ」にもしやすいんじゃないかと思ったね。

 もちろん動画制作などの重い処理をよく行う職種には適さないと思うけど、その場合はSurface Pro 3があるわけだし。価格とのバランスを考えても、クラウドを活用して外出先でも作業できるようにする――といった目的意識を持って導入する価値は十分あると思う。


 単なるノートPCでも単なるタブレットでもない「Surface 3」。最初は心配な点も多かったアイティメディアの情シス・イシノも、実際に使ってみてそのメリットを実感したようです。あなたの会社でも、Surface 3を「柔軟なワークスタイル実現のきっかけ」にしてみませんか?

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提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2015年8月5日

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