新たな「ラジカセ」開発へ 「ガチャ」っと押せる、フルアナログ
21世紀の新たなラジカセを――家電収集家・松崎順一さんが中心となったチームが、フルアナログのオリジナルラジカセ「MY WAY」の開発資金を募るプロジェクトを、クラウドファンディングサイト「Makuake」で始めた。ボタンを「ガチャッ」と押せる、アナログ感覚たっぷりのモノラルスピーカーモデルを開発している。
デザインや素材、色味、ボタンなどに「徹底的にこだわった」製品。アナログ機械ならではの「ガチャッ」も期待でき、音質は「いま、音楽を聴くときにもっともフィットするようなものにセッティング」。「デジタルではまったく感じることのできない、空気を振るわす存在感ある音を楽しめる」としている。
カセット再生・録音機能、AM/FMラジオ受信機能を搭載。カセットはノーマルポジションに対応している。ヘッドフォン端子も備えた。サイズは188(幅)36(厚さ)×98(高さ)ミリ(取っ手含まず)、重さは約600グラム(電池含まず)、電源は単三形乾電池×4本またはACアダプタ。色はオレンジとグレーの2色。
支援は7000円(税込)~15万円までのコースがあり、1万1800円以上支援すれば、完成したラジカセがもらえる(一部コース除く)。支援者には来年1月中にラジカセを届ける予定。一般販売する場合は1万2800円前後を想定している。
ラジカセは1970~80年代によく使われていた。CDやMDの隆盛で衰退したが、2010年ごろから、カセットだけで楽曲をリリースする人が出てきたり、大きなレコード店がカセットを置き始めるなど、ラジカセへの注目が集まっているという。
だが現在、ラジカセを作っているメーカーはほとんどないため、松崎さんらは「自分たちでやるしかない」と数年前、独自のラジカセ開発をスタート。工場の金型は失われ、部品は散逸しているなどさまざまな困難に直面しながらも、「さまざまな条件が奇跡的に整い」、ラジカセの製造販売にこぎ着けたという。
新たにたなカセットレーベルも立ち上げる。テクノポップバンド「PLASTICS」などで活躍した中西俊夫さん、ラジオDJユニット「スネークマンショー」の椎名謙介さんなどが参加する予定だ。
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